「世界に伝えたい日本のクラフトビール」投票結果レポート
2015年4月2日(木)日本外国特派員協会主催「世界に伝えたい日本のクラフトビール」が決定した。
一次選考、二次選考を経て200余りの日本のブルワリーの中から8つが選ばれたが、さらに今回は、会場にいる日本外国特派員協会メンバーと一般参加者約160名の投票により、最も日本のクラフトビールにふさわしいビールが決定した。
投票権は1人3票。8つの各ブルワリーのビールを試飲しながら、投票ボックスに入れていく。1カ所のブルワリーに3枚入れても、3カ所バラバラに投票する事も可能というルールだ。
会場は日本外国特派員協会(FCCJ:通称:外国人記者クラブ)。伝統を感じるアカデミックで厳粛な建物空間と、窓から見える美しい夕日と高層ビル群。
そしてビールを試飲しながら真剣な面持ちで投票する方々と、和やかに談笑する人々。不思議と2つの対極が調和された中で、ついに投票結果を集計する時間となった。
投票ボックスが一斉に開かれ、カウントされてゆく。発表を待つ期待と緊張が高まる時間の中、ついに発表された。
「最も票を集めたのは、同点。77票でベアードビールとベアレン醸造所です」
笑顔で壇上にあがるベアード氏。そしてベアレン醸造所の嶌田氏。歓声が上がり、シャッター音が鳴り響く。
最も票を集めたブルワリーには日本外国特派員協会より、表彰状が贈られる。また、協会内のレストランにて期間限定で各ブルワリーのビールがメニューに入り提供される。そして、今後海外へのニュースとして伝わっていくであろう。
こうして、日本外国特派員協会主催「世界に伝えたい日本のクラフトビール」は和やかに閉幕を向かえた。
※次回【後編】は、この日、最も人気を集めたブルワリーに今の気持ちやビールへの想い等をうかがったインタビューを掲載します。
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↓今回の投票経緯と8選に選ばれたブルワリーは下記の通り。
昨年11月、200余りある日本のブルワリーの中から、ビアジャーナリスト協会とビアジャーナリストアカデミー卒業生による投票で、50のブルワリーが選出。
その後、インターネットを通した一般投票による二次選考により、8ブルワリーがノミネートされた。
8つの選出されたブルワリーと試飲する各代表ビールは下記の通り。
・COEDO 紅赤-Beniaka- (コエドブルワリー/埼玉)
・湘南ゴールド(サンクトガーレン/神奈川)
・HOUSE IPA(志賀高原ビール/長野)
・スルガベイ インペリアルIPA(ベアードビール/静岡)
・ベアレン・クラシック(ベアレン醸造所/岩手)
・ゆずホ和イト(箕面ビール/大阪)
・よなよなエール(ヤッホーブルーイング/長野)
・円陣マリアージュ・ブリュー(Rio Brewing & Co./その他)
そしてこの度、会場の日本外国特派員協会メンバーと一般参加者約160名の投票により最も票を集めたブルワリー
77票・スルガベイ インペリアルIPA(ベアードビール/静岡)
77票・ベアレン・クラシック(ベアレン醸造所/岩手)
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。