Tasting report No.13 一番搾り 小麦のうまみ
周りが「美味しいよこれ」と言ってると、
「どれどれ?」と気になってしまうミーハーです。
既存のビアスタイルに合致するかどうかは別として、
このようなビールもありだな!と思ったのが率直な感想。
【一番搾り 小麦のうまみ】
一番搾り麦汁のみを使用する『一番搾り製法』、
これを小麦麦芽にも用いたのが本商品。
「やわらかい味わいなのに、厚みがある」とのHPコメント。
では早速、注いでみます。
泡立ち・持ち共に良好で、グラスの壁面をせり上がっていきます。
軽い金属香を伴った、若いフルーツの甘酸っぱいアロマ。
酸味をほのかに感じ、温度上昇につれ
食べ頃のバナナ風味が効いてきます。
頂きます。
飲み口はほどよくクリーミーかつ柔らかめ。
よってホップの苦味も清楚で大人しさを感じます。
特出したい点はアフターテイスト。
舌がモルトエキスの甘味をキャッチ&アルコール・フレーバーと共に口内に持続。
小麦のフルーティーさも伴い、吟醸酒に近い感覚を覚えます。
控えめのカーボネーションと苦味が爽やかさを演出。
あれ、気付くともうなくなっている…。
総じて。
厚みのある甘さとほろ苦さが後を引く、
優しい口当たりも心身に浸透していく一杯。
打ってよし、投げてよし、捕ってよし、走ってよし。
バランスがいいですね。
お供は、クラッカーにクリームチーズとシロップを添えて。
小麦風味と乳酸味が小麦麦芽の果実感とマッチします。
【Beer profile】
Japan
キリンビール株式会社
一番搾り 小麦のうまみ
ビアスタイル不明
ABV 5.0%
麦芽(大麦麦芽、小麦麦芽)・ホップ
キリンビール株式会社HP
http://www.kirin.co.jp/products/beer/ichiban/lineup/komuginoumami/
【Back Number】
Tasting report No.12 銀河高原ビール ピルスナー
https://www.jbja.jp/archives/10370
お読み頂いた皆様に感謝を込めて。
佐藤翔平
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。