Tasting report 番外編 PAIRING SET & INFUSED BEER ~SBV TOKYOを訪ねて~
【念願のSBV TOKYOにお邪魔してみた】
赤子がいる手前、あまり一人での外出は許可されないので、こういう機会は貴重です。オープンからしばらく経ってようやく会いに行くことができました。
「スプリングバレーブルワリー 東京」
既に皆様ご存知かと思いますので、施設の説明は割愛させて頂きます。本日はこちらからティスティング・レポートを。
まだ訪れた事がない方は、こんな楽しい所なんだ!!と+αお楽しみ下されば幸いです。
SBV TOKYOは、代官山駅から歩いて4分「ログロード代官山」の一角にあります。お昼ながらも多くの人で賑わっていました。いざ場内へ入ると、至る所からメタリックな醸造設備がお出迎え。私が来場した際には、実際に醸造しているスタッフさんがいらっしゃいました。真剣な眼差しでバルブ栓を微調整、ビールの状態をチェック。本当にありがたいなぁと思います。大事に頂きます。
【ペアリングセットを頼んでみた!】
早速、今日のお目当て「ペアリングセット」を注文。6種のビールそれぞれにタパスがついてきます。今ならオープニング特別価格で2000円、お得です。
左から順にレポさせて頂きます。
◎496 with パルミジャーノ
モモ、ベリー、プラムetc..果実酒にも似たフルーティーな香り。モルトの甘味、湧き上がる苦味とホッピー感。芳醇な味わいながらも瑞々しいフィニッシュ。まとめて楽しめます。チーズの塩味と496の苦味が互いの旨味をさらに引き出します。
◎コープランド with 自家製スモークパストラミ
Saaz Hopの上品な香りと苦味。それでいて爽快な飲み口ながらもモルトの甘味も優しく感じられる安心する一杯。パストラミの胡椒っぽさとホップ・アロマがマッチしてます。
◎Afterdark with ピーカンナッツショコラ
熟成酒やコーヒーリキュールのような深く甘めな香りと味わい。ロースト感は控えめながらもシャープで、リッチかつスムーズな飲み口です。ピーカンナッツショコラはこれらの6種のフードの中で一番人気とのこと。ナッツとキャラメルパウダーのほろ苦い甘さに相性ばっちりです。
◎on the cloud with オリーブ
Nelson Sauvin Hop満開の優雅な香り。小麦の柔らかな舌触り。軽やかで飲みやすく、思わず口をつけてしまう一杯。オリーブの酸味とオイリーさが、味わいに深みをプラスします。
◎Daydream with 自家製スモークアーモンド
柚子の華やかさの中に山椒の香りがぴりり。主張しすぎず、しかししっかりと両者が「そこにいる」。繊細かつ味わい深いジャパニーズ・ホワイト。アーモンドの甘味がじんわりと引き立ちます。
◎JAZZBERRY with クランベリードライフルーツ
ラズベリーながらもホップ由来のフルーツを感じさせる香り。甘み控えめで、ラズベリーの酸味が心地良く広がります。ドライフルーツの凝縮された味わいにマッチ。甘味が引き立ち美味です。
少しずつ銘柄を変えてちびちび飲みながら。これだけでも時間を忘れて飲みふけってしまいます。
【インフューザーも撮ってみた】
これだけでも十分至福…ですが、せっかく来たからにはこちらも体験しなくてはなりません。
ビアインフューザー!!
本日はSBVのフラッグシップ「496」に乾燥させたGalaxy Hopを漬け込みます。
作り方は、下記動画をご覧下さい。
20150823 SVB TOKYO【BEER INFUSER】
http://youtu.be/IUrT0JZZge0
生で見たい方は、是非現地へ。味わいは化けて変わりました。
柔らかくフルーティーな印象だった香りは、生ホップがまるで蒸気になって吹き出るように、鼻孔をつんざきます。ホッピーに感じるため、苦味すらも強く錯覚。496本来の味わいと融合し、ホップのフルーツビールのようです。
乾燥させ凝縮した成分だけを抽出するため、渋味や雑味は出にくいとか。クリーンな飲み心地でした。
【楽しみ方は他にもあり】
加えて、「本日の限定ビール」や「SINGLE HOP SERIES(なくなり次第終了)」など、多種多彩な楽しみ方を提供しています。後者はベースのビールは同じくして、使用するホップのみを変更した3種のビールのセット。それぞれの個性を十分に楽しめるそうです。
店内のフードも魅力的で、やはり何度も訪れる価値ありです。次はどんな仕掛けで楽しませて頂けるのでしょうか…。
まだまだ目が離せません!!
スプリングバレーブルワリー HP
http://www.springvalleybrewery.jp/
【Back Number】
Tasting report No. 23 ベアレン クラシック
https://www.jbja.jp/archives/10710
お読み頂いた皆様に感謝を込めて。
佐藤翔平
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。