グリーンフラッシュを見て幸せになろう
梅雨の晴れ間に飲みたいビールは、「来るべき夏を先取りした気分」にさせてくれるビールだ。
味はもちろん、ラベルのデザインも夏気分の銘柄が欲しくなる。
そんな銘柄の一つがグリーンフラッシュである。
ロゴマークを見ただけで「気分はすっかり夏!」になる。
フラッグシップとも言うべきウェストコーストIPAの味わいは典型的な”アメリカ西海岸のインディアンペールエール”で、シトラスの香りが印象的だ。
「アメリカンスタイルのIPAってどんなビールなの?」と訊かれたら、
「これを飲んでごらん」とウェストコーストIPAが注がれたパイントグラスを差し出せば良いと言うほどの好例である。シムコー、コロンバス、センテニアル、キャスケードといったホップのコンビネーションはまさに”The American”である。
ちなみに、グリーンフラッシュとは夕陽が沈む瞬間に緑色の閃光が走る現象で、さまざまな自然現象の条件が揃わないと見ることのできないため、幸運の印と言われている。映画「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」では、空全体が緑の閃光で覆われるかのように描かれているが、実際はほんの一瞬チラリとグリーンの光が現れる程度らしい…。
残念ながら、見たことがないのでボトルのイラストで我慢するとしよう。
ビール好きにとっては、グリーンフラッシュのビールが飲めることこそ”幸運の印”に違いないから。
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