ビールのネタ帳(31)ビールにも原産地統制AOC
知って飲めばますます美味しいビールのあれこれ。
パブで披露すれば今宵の主役はあなた!?
雑誌「ビール王国」から、ビールの小ネタをえり抜きでお送りします。
ビールにも原産地統制AOC
ドイツのケルンで造られる『ケルシュ』には、ビールには珍しい原産地統制呼称(注訳)があります。
「ケルシュ協約」に調印しているケルン近郊の24の醸造所のビールだけが『ケルシュ』を名乗ることができます。
ケルシュ協約とは、ビールの工業化に危機を感じたケルンの醸造家らが1986年に締結したもの。
「ケルシュを注ぐグラスは200mlの円柱グラスとする」など、伝統と品質を守るための16の掟が定められています。
ケルシュは華やかで軽いのど越しが特徴です。
日本や米国などでも似たようなビールが造られていますが、それらは「ケルシュ風」と呼ばれます。
ケルシュも「ビールのネタ帳(20)つぎつぎと来ます。ドイツの椀子ビール」で紹介したワンコ蕎麦方式。
コースターで蓋をしない限りドンドン次のビールが運ばれてきます。
ビール好きには飲みすぎちゃうシステムですね。
注訳
原産地統制呼称:AOC。特定の条件を満たしたものにだけ与えられる品質保証。シャンパンやブルゴーニュワインなどが代表格
「パブで絶対にウケる! ビールのネタ帳」は雑誌「ビール王国」に掲載。
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