ビールのネタ帳(32)ビールに犬を入れないでください
知って飲めばますます美味しいビールのあれこれ。
パブで披露すれば今宵の主役はあなた!?
雑誌「ビール王国」から、ビールの小ネタをえり抜きでお送りします。
ビールに犬を入れないでください
ドイツでは有名な滑稽譚「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」。
ティルが、ドイツ各地を渡り歩いていたずらやトンチを仕掛ける、日本でいう「一休さん」や「吉四六さん」のようなお話です。
さて、ビール醸造の街として知られた北ドイツのアインベックでビール職人に雇われたティル。
親方はティルに麦汁にホップを入れて煮立てるように言い残してダンスに出掛けてしまいました。
臍を曲げたティルはあろうことか親方が飼っているホップという名前の犬を捕まえると、麦汁に放り込んでしまいました。
煮込まれた愛犬を見付けて激怒する親方にティルは「言われた通りにやりやしたぜ」と答えて飄々と次の街に立ち去りました。
親方にいじめられていた当時の若い職人達は、ティルの痛快な仕返しにスカッとしていたのでしょうけど、
私はビールに犬を入れないでと切に願います。
アインベック市の市庁舎前には、ティルの像が。
その足元には鍋に投げ込まれる前の犬がいます。
「パブで絶対にウケる! ビールのネタ帳」は雑誌「ビール王国」に掲載。
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