[コラム,ビアバー]2016.2.15

カレーをつまみにビールが飲みたいっ!【(2)Spice BAR 猫六】

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暦の上ではすでに春♪……でも、まだまだ寒い!スギ花粉の気配もし始めて、花粉症のビアLoverにとっては気が重い季節ですよね。何を隠そう私もその1人です。そんな時は、おいしいカレーをつまみにビールを飲んで気分を上げよう!ということで、やや強引ですが(笑)、気まぐれ更新シリーズ「カレーをつまみにビールが飲みたいっ!」第2弾に参りましょう!

第1弾では、欧風カレーに合うように開発されたビール「Curry Lover Ale」を紹介しました。

今回はカレーからビールへのアプローチに挑戦しているお店を取材! スパイス料理とクラフトビールのお店Spice BAR 猫六さんにお邪魔してきました。東京スカイツリーから電車で1駅の「曳舟」駅から徒歩1分、モダンで可愛らしいお店です。

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ニャンコLoverでもある私は、この店名だけでもうたまりません! さすがに本物の猫ちゃんはいませんが、店頭・店内のいろいろなところに猫モチーフのグッズがあり、ニャンコLoverの心はくすぐられます。

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入り口の壁には「6」の文字を描く「猫」の飾りが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お店にあるカレーメニュー全種類を食べ比べたーいっ!!と考え、今回はBJA同期の仲間2人を援軍として呼びました。カレーって、中ぐらいの人数でいろんな種類のものをシェアして食べるのが楽しかったりします。この日のメニューは、

  • ポークカレー
  • チキンカレー
  • 粗らびきチキンのクリーミーキーマ
  • 豆と野菜の和風カレー

の全4種。このうち、ポークカレーと粗らびきチキンのクリーミーキーマが定番メニューで、あとの2種は季節限定メニューです。それぞれフルサイズ、ハーフサイズ、2種盛りが選べ、すべてご飯もセットになっているので、2種盛りを2つ注文して3人でシェアすることにしました。

そして肝心要のビール! アサヒビール本社のある墨田区つながりということもあるのでしょうか。ドラフトビールは、

  • アサヒスーパードライ
  • ベル・ビュー クリーク

の2TAP。さらにBrewDogなどを中心に、海外ブルワリーのボトルビールが各種揃っています。まずは乾杯のためにスーパードライを注文。……ん~~~おいしい!!! 持ち味であるキレのよさと共存するまろやかな旨味。最良のコンディションで提供されるためか、うっすらと甘みすら感じられます。カレーが来るのを待ちながらクイクイと飲みが進み、あっという間にグラスが空になってしまいました。3人で喋りながら2杯目をチビチビと飲んでいると、お待ちかねのカレーが♪

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左上から時計回りに、チキンカレー、豆と野菜の和風カレー、粗らびきチキンのクリーミーキーマ、ポークカレー。前2つが季節限定メニューで、後ろ2つが定番メニューです。どのカレーもスパイスの風味豊かで辛すぎません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4種がテーブルに揃うと、一気にテンションは上がります。我々3人は、カレーに合いそうなビールをチョイスし、カレーを小皿にシェアしながら黙々と究極のマリアージュを模索していきます。言葉少なに、しばらくひと口飲んでは食べ、ひと口飲んでは食べ……をしていると、時折「おおっ、これだ!」という声が。すると他の2人は「どれどれ?」と確かめて、「うん、本当だ!」と太鼓判。これを繰り返します。ペアリング(マリアージュ)は個人の好みによるものも大きいので、意見は割れると予想していましたが、意外なことに3人ピタリと一致。導き出したベストペアリングが、こちらです!

ポークカレー × ベル・ビュー クリーク(ドラフト)

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→ホロホロに煮込まれた豚バラ肉と玉ねぎの甘味が生み出す、コクのある味わい。フルーツランビックのベル・ビュー クリークとマッチします。カレーの甘味がさくらんぼのフルーティーな甘酸っぱさと混ざり合い、美しいハーモニーを奏でます。原材料に蜂蜜が入ったフラーズのオーガニックハニーデューとも好相性。

 

粗らびきチキンのクリーミーキーマ × スペースマンIPA(ボトル)

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→ヨーグルトとココナッツミルクのクリーミーさと、ブラックペッパーと青唐辛子のスパイシーさのバランスがクセになる味わい。色味からはベルジャンホワイトと合うかと思いきや、IPAとベストマッチ。なかでもブリューフィストのスペースマンIPAが好相性でした。ヨーグルトの酸味とホップの柑橘系フレーバーの相性が良いのか、“第3の味”が生まれたような不思議な体験ができます。

 

豆と野菜の和風カレー × VEDETT(ボトル)

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→みょうがと塩昆布の風味がアクセントとなった個性的な味わい。「カレーに定義はないのだ」と再認識させてくれる逸品です。どんなビールと合うのか予想もつきませんでしたが、ベルジャンホワイトとベストマッチ。昆布の旨味がVEDETTのフルーティーな甘味に呼応するのか、こちらも“第3の味”が生まれたような体験ができます。

残りの1種、チキンカレー。鶏の骨でとったスープで丁寧に作られた王道のカレーです。合わないビールが特にない分、前3つ程のマリアージュを模索しきれず……。遅い時間になって手が空いたシェフに尋ねたところ、「スーパードライが一番合うかもしれませんね」とのこと。確かに、このお店のまろやかなスーパードライなら合いそうです!

やっぱりビールとカレーは合うのだと、改めて確信した今回でした。今後も、いろいろな角度からこれら2つの究極のペアリングを探し求めていきたいと思います。

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オーナーでシェフの芳谷昌宏さん。奥様と2人でお店を切り盛りされています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

猫六さん、ご協力ありがとうございました。

Special Thanks! 木暮亮、Sayaka☆☆☆☆

Spice BAR 猫六
東京都墨田区東向島2-14-2
Tel: 03-6657-2286
火~土曜  18:00~24:00(ラストオーダー23:00)
日曜はランチ営業のみ  11:30~15:00(売り切れ次第終了)
定休日 : 月曜/毎月第2・第4火曜
東武スカイツリーライン「曳舟」駅から徒歩1分
【Facebookページ】最新情報は↓こちらでチェック!
https://www.facebook.com/necoroku
Spice BAR 猫六クラフトビール曳舟

※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

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この記事を書いたひと

くまざわ ななこ

ビアジャーナリスト/ビアライター

ビールとカレーと小田急線をこよなく愛するライター/エディター。数多くのインタビュー経験を活かして、ビールに携わる人たちの思いを伝えようと邁進中。最近、健康のために始めた「ランニング&ビール」イベントにはまっている。

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