「ビール純粋令500周年記念フェスティバル」ミュンヘンで7月22日~24日に開催
2016年はバイエルン州で「ビール純粋令Reinheitsgebot」が公布されて500年目の記念の年です。
この法律は現在まで有効な食品に関する法律としては世界最古。
当時のバイエルン王ヴィルヘルム4世と、弟で共同統治者のルートヴィヒ10世によって1516年4月23日に公布されたもので、ビールの原料を「麦芽、ホップ、水」(1551年にはこの原料に「酵母」が加えられます)に限定しています。
500周年を記念し、ドイツ国内では様々な催し物が企画されています。
ミュンヘンでは7月22日~24日にビール純粋令500周年を記念するフェスティバル
「Festival 500 Jahre BayerischsReinheitsgebot」が開催されます。
フェスティバルの開始は、22日金曜日の正午。
街の中心部にあるオデオン広場で樽の栓が打ちこまれるのを合図に、3日間の宴のスタートです。
会場になるのはミュンヘン中心部。
オデオン広場を始め周辺のエリア30,000平方メートルに、バイエルン州の125もの醸造所がビールのブースを出し、街はフェスティバルに一色に染まります。
ドイツでは各町に1ヶ所以上のビール醸造所があり、どれひとつ同じ味はありません。
0.3ℓのフェスティバルグラスで様々なビールを試しましょう。
日本ではなかなか飲むことができない、その町ならではのビールが味わえます。
余談ですが、ドイツで「世界で一番美味しいビールはどのビールか」をいう質問をすると
どの人も決まって同じ返答をします。
「そりゃ、うちの町のビールが一番に決まっている」
みんな地元のビールを愛しているのですね。
地元のビールは地元に行かないと飲めないのですが、この期間ばかりは各醸造所がとっておきのビールを携えてミュンヘンに集まります。
フードは各地方の名産品。
チーズにスパイスを入れたオバツダ、白ソーセージ、豚のローストなど、本格的な郷土料理が並びます。
会場を盛り上げるのは、バイエルンの民族音楽隊、樽職人の伝統的な踊り。
さらに、ビールにチョコレートやチーズ、スパイスは合うのかなど、様々なディスカッションがなされます。
もちろん入退場は無料です。
羽田空港からミュンヘン空港までは直通便があり、12時間前後で到着。
全日空とルフトハンザ航空が毎日出航しています。
空港から会場に近いマリエン広場までは電車で40分。
羽田空港から乗り換え1回で、ビール祭りに到着ですです。
(エアチケットは遅くなればなるほど値段が上がりますから手配はお早めに!)
ミュンヘン空港では、空港内のブルーパブ「Airbreu」でまず1杯
7月は旅とビアガーデンの季節
日本人規則やシガラミから少し離れて、自由気ままに旅ールを楽しみましょう。
中心部にも沢山のビアガーデンがあります。
交通網は整っているので、移動は楽ちんですよ。
英国庭内、中国の塔の周りはビアガーデンに早変わり
ミュンヘンっ子のお気に入り。アウグスティーナ直営ビアガーデン
その他、
ヴァイエンシュテファン醸造所:現存する世界最古の醸造所。付属レストランあり(予約で見学可)
アンデックス修道院付属醸造所:巡礼路、修道院が造る。丘の上のビアガーデンが素敵(予約で見学可)
エルディンガー醸造所:ドイツで一番飲まれているヴァイツェン。見学の最後にビールが飲める(見学予約サイトあり)
ビール界の革命児、ギージング醸造所のブルーパブ(席から醸造が見える)
少し足を伸ばせは
日本でも人気のラーバー村、ミヒャエルプランク醸造所
古都、レーゲンスブルク
煙ビールの街、バンベルク
などなどビール好きをうならせるスポットが。
バイエルン州内の移動は「Bayern-Ticket(バイエルンチケット)」がお勧めです。
IC、ICEなどの特急列車以外のバイエルン州のほぼすべての鉄道とバスが
月~金は9:00~夜中の3:00まで、土日は0:00~使えて、1人23ユーロ、その後1人につき5ユーロで、5人まで使えます。
つまり5人で行けばユーロ、ひとりあたり8.6ユーロで1日旅ができ、とてもお得です。
駅の窓口や自動券売機で購入できます。
ドイツの乗り換えアプリ「DB Navigator」を、日本からアプリストアでダウンロードしておくと便利です。
「いつかはドイツに行きたい」なんて言ってる方。自由気ままなミュンヘンはしご酒。今年がその時ですよ。
この夏は、ご一緒に500年目のビール純粋令をお祝いしませんか?
Festival 500 Jahre BayerischsReinheitsgebot
日時:
2016年7月22日(金) 12:00~23:00
23日(土) 10:00~24:00
24日(日) 11:00~20:00
場所:オデオン広場とその周辺
入場料:無料
公式Webサイトはこちら
フライヤーはこちら:*英語あり
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。