地ビール嫌いと大手ビール嫌いは表裏一体?
クラフトビールや海外のエールなどを勧めても「地ビールや外国のビールは不味い。普通のビールをくれ」と拒絶反応を示す人がいる。
そーゆー人が”普通のビール”と呼ぶのは、”大手ビールメーカーの造るライトラガー系のビール”である。クラフトビールや海外ビールになにか悪いトラウマでもあったのだろうか? 「地ビールや海外ビール=不味い=飲みたくない」という信号が脳内に点灯するようだ。非常に残念である。
先日、ビアフェスタふくしまに出かけた。
とても素晴らしいビアフェスだった。
16社40種類のクラフトビールと地元の飲食店のフーズが並び、アットホームな雰囲気だった。
さらに、アサヒ熟撰、キリン一番搾り、サントリー・ザ・プレミアムモルツ、ヱビスクリーミートップと言った大手メーカーのビールも出展されていた。
大手ビールとクラフトビールが肩を並べ、飲み比べてもらうことは、双方のメーカーにもファンにも非常に有意義である。
このようなビアフェスがもっと増えることを望んでいる。
クラフトビールや海外ビールのファンの中には「大手メーカーのビール=不味い=飲みたくない」という信号を脳内に点灯させる人もいるようだが、大手が造ろうが、小規模醸造所が造ろうが「良いビールは美味いし、不出来なビールは不味い」というだけだ。どこの会社が造っているかは第一条件ではない。
ビールは刷り込み無く、素直に飲むことが大切だ。ビールを区別しても差別してもいけない。
「大手メーカーのビール=不味い=飲みたくない」という考え方は「地ビールや海外ビール=不味い=飲みたくない」という考え方と表裏一体でしかない。
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