【「セカツタ」の魅力とは?-行ってみて、聞いてみた-】
先日行われた日本外国特派員協会主催「世界に伝えたい日本のクラフトビール2016」、通称「セカツタ」。
このイベントの最大の魅力は「一体感」にあると、筆者は身をもって体感して参りました!!
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イベント当日。
会場に入ると早速、各社のブースからは意気込みが伝わってきました!!
今回のテーマは「副原料」。ビールの主原料である麦芽・ホップ・水・酵母以外でユニークな原料を使った逸品が勢ぞろいです。
事前に一般投票で選ばれた国産クラフトビールは、以下の8銘柄。
◆いわて蔵ビール(岩手県・世嬉の一酒造(株))
・ジャパニーズスパイスエール山椒
・オイスタースタウト
・東北復興支援ビール 福香
◆サンクトガーレン(神奈川県・サンクトガーレン(有))
・湘南ゴールド
・スイートバニラスタウト
◆ひでじビール(宮崎県・宮崎ひでじビール(株))
・宮崎日向夏ラガー
・宮崎きんかんラガー
・宮崎ゆずエール
さぁ、いよいよ始まりましたよ!!
各国出身の日本外国特派員の方々も大勢いらっしゃいます。思い思いに話しながら飲みながら…。
筆者も飲みまくりました(笑)。節度を守ればおかわり自由。投票券は一人につき3枚。1銘柄に全て投じてもOK。
どれも至高の一杯ゆえに、最後の最後まで悩みました…。
各社代表の挨拶。熱意がこもっております!その方々直々にサーバーからついでいただけるなんて感激です…!!
酔いも刻限も良くなり、いよいよ、集計の時間です…。
投票結果は…88票で「ジャパニーズスパイスエール山椒」の優勝!!
「日本のビールとして、ずっと温めてきたビールです。」(佐藤 航 代表取締役社長・写真右)
「これからも日本の山椒が世界に広まっていってほしいと願っています。」(後藤 孝紀 醸造長・写真左)
とそれぞれ一言。
同銘柄は、「オレゴンブルワーズフェスティバル」に出品予定(毎年8万人が参加している、過去28回の開催実績を持つ米国最大のビールイベント)。
世界に羽ばたいてくれ~!!
嬉しすぎて佐藤さんと熱くハグしてしまいました。佐藤さんありがとうございます!
最後に、同じく会場に来ていた方に「セカツタ」の魅力を伺ってみました。
『一番の魅力は、自分が気に入ったビールにその場で投票できたこと。ただ飲んでいるだけではなく、日本一を決めるイベントに参加しているって実感がわきました。また、値段もお得で、私は10数杯飲んだので1杯300円ちょっと。あのグラスのサイズで料理付きは安いなーと思いました。』【本多さん】
『どのビールが美味しい、面白い、どのフードとビールが合うなどの意見交換、議論が出来たのが良かったです。特に今回は地元の特産品を使った、本当の意味での地ビールが多くエントリーされていて、各醸造所のユニークさも知ることができました。加えて、普段は商品を介した醸造家さんとお客さんの関係が、ここでは直接話して感想や感謝を伝える事が出来る。それが出来る数少ないイベントかと思います。』【千野さん】
醸造所の方々の言葉を聞き、商品を味わい、交流し、応援する。
このイベントの風景から、スポーツでいう『プレーヤー』と『サポーター』の関係を連想しました。
たとえ自分の投じたビールが優勝でなくとも、「どのチームもすごいよ」「世界で頑張ってこい!」とお互いにいえるような、本気の選手たちと応援するビア・ラバーによる会場の一体感。
ビールをただ味わうのではなく、参加者皆が『サポーター』になれるのが、このイベントの魅力なのだと感じました。
次回はどんな選手たちに熱狂できるのか楽しみです。
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。