ブリュッセルにビアパレスがオープン
今年は日本とベルギーの友好150年という節目の年である。昨日5月19日より開催されている「ベルギービールウィークエンド横浜2016」はベルギービールの紹介だけではなく、「ベルギーウィーク」としてベルギーという国自体をも紹介している。そのため、昨日のオープニングセレモニーにはベルギー王国ギュンテル・スレーワーゲン駐日大使のみならず、ベルギー首都圏政府対外貿易担当相のセシル・ジョドーニュ大臣らの姿もあった。
その会場にてブリュッセル市の観光助役フィリップ・クロス氏よりうれしい発表がされた。世界遺産のグランプラスに隣接するラ・ブルスと呼ばれる証券取引所にベルギービールの製造過程や味わいを学べる見学ツアーもある施設「ビアパレス」が2019年にオープンするというのだ。その発表に際してフィリップ氏が熱く語ったのはベルギービールの美味しさの秘密だ。「ベルギービールというのは水、大麦、ホップ、酵母、スパイスだけでできているのではない。醸造家たちの手による真のノウハウや愛と研究の成果であり、肥沃な土地との信頼関係の賜物なのだ」と。他に追随を許さない味の秘密がそこにある、と語るフィリップ氏はどこか文化遺産の伝道師としての矜持が感じられた。
オープンが2019年ということもあり、詳細はまだ発表されていない。価格は12~13ユーロとなるであろう、とのこと。営業時間のあとは上のフロアに併設予定のレストランで飲むことが出来るというのもうれしい。ベルギー本国にできるベルギービール発信のための大きな世界的窓口の完成が今から待たれてならない。
■ビアパレス(2019年開設予定)
所 在 地 Bourse 1000 City of Brussels, Belgium
営 業 時 間 10:00-18-:00(併設予定のレストランは24:00まで)
ウェブサイト www.belgiumbeerpalace.be
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※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。