C2E2のための「ローカルヒーローIPA」―ビアレポート(141)
埼玉在住の私です。
今回はアメリカのレボリューション・ブルーイング「ローカルヒーローIPA」をご紹介。
この「ローカルヒーローIPA」はレボリューション・ブルーイングの地元シカゴで開催される「Chicago Comic and Entertainment Expo」(C2E2)のために醸造されたもの。
C2E2は2010年から毎年開催されているポップカルチャーイベントで、参加者は7万人以上。アメリカでも有数の大規模イベントで、多くのコスプレイヤーたちが集まってくるそうです。レボリューション・ブルーイングもC2E2の「Friends of the Show」となっています。
2017年のC2E2は4月21日〜23日に開催。そんなにいないかもしれませんが、シカゴに行く予定の方はC2E2をのぞいてみるのもいいのではないでしょうか。私は埼玉にいますけれども。
そんなイベントのために期間限定で造られたのがこのビール。ホップをヒーロー(?)に見立てたデザインが目を引きます。プルトップも緑になっていて、こうやって色をワンポイント入れるだけでカッコよさ倍増。
名前の「ローカル」は、レボリューション・ブルーイングの地元シカゴに近い、ミシガン州ヒッコリーコーナーズ産のホップ(センテニアル、カスケード、ナゲット、チヌーク)を使用しているから。
地元のホップ農場が人手不足でピンチの時、颯爽と現れていつのまにか収穫が終わっている、なんて感じのヒーローでしょうか。世界平和を守るヒーローもいいですが、地元の役に立つヒーローも大事です。
で、我が地元埼玉にもヒーローはいるのだろうかと思い調べてみると、いました。
「埼京戦隊ドテレンジャー」「航空戦士トコロザワン」「埼玉戦士さいたぁマン」といった9組のヒーローが「埼玉ご当地ヒーローズ」として活躍しているようです。見たことはないですけど。ちなみに、日本ビアジャーナリスト協会のある新宿区には「新宿エコレンジャー」というヒーローがいます。日本全国に結構な数のヒーローがいるようですね。
そんなローカルヒーローを検索して調べながら、シカゴの「ローカルヒーローIPA」を飲んでみました。マンゴー、パイン、ピーチ、オレンジといったアロマ。モルトの甘味も感じられ、フルーティーなアロマと相まって、ミックスジュース的なフレーバーも。その一方、飲み込んだ直後にしっかりした苦味が。地元産ホップの魅力を詰め込んだIPAといった感じがします。
あ、そういえばホップの毬花って雌株にできるんですよね。ということは、この描かれているヒーローは女性なんでしょうか。「麦に代わっておしおきよ」的な。
【BEER DATA】
ローカルヒーローIPA
生産地:アメリカ
醸造所:レボリューション・ブルーイング
スタイル:IPA
アルコール度数:7.5%
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JBJA主催「第3回 世界に伝えたい日本のクラフトビール ピルスナー篇」
~クラフトビールをブームではなくカルチャーにしたい~
場所:渋谷 東京カルチャーカルチャー
日時:4月20日(木)19:00~(開場18:30)
http://tcc.nifty.com/event/general/19925
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※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。