祝・釜石鵜住居復興スタジアム誕生!東北の力を合わせたビールで乾杯しよう!
2019年ラグビーワールドカップの会場「釜石鵜住居復興スタジアム(仮称)」(かまいし うのすまい ふっこうスタジアム)が8月19日に誕生する。
これを祝って、釜石のクラフトビールを造り、全国各地をオンラインでつないで一斉に乾杯しようというプロジェクトが始まった。
釜石市は、新日本製鐵釜石(現・釜石シーウェイブス)の地元であり、ラグビーが盛んな街だ。
2011年3月11日の東日本大震災では、多くの死者・行方不明者を出し、建物を失うなど甚大な被害を受けた。
それでも多くの苦難を乗り越え、震災により全壊・浸水被害を受けた小中学校の跡地に、「釜石鵜住居復興スタジアム(仮称)」(かまいし うのすまい ふっこうスタジアム)の建設が進んでいる。
スタジアムは2018年8月19日に完成し、2019年ラグビーワールドカップの会場となることが予定されている。
それを祝い、日本各地の会場を繋いで釜石のビールで乾杯しようというプロジェクトが、「【釜石鵜住居復興スタジアム誕生祝】東北の力を合わせてつくったビールで乾杯したい!」だ。
発起人は、「一般社団法人 イシノマキ・ファーム」代表の高橋由佳さん。
宮城県石巻市でホップの栽培やクラフトビールの製造(委託醸造)をしている。
高橋さんと、スタジアムの建設現場の近くにある旅館「宝来館」を営む岩崎昭子さんと出会ったことからこのプロジェクトは始まった。
東日本大震災の津波で旅館の建物は流されてしまったが、岩崎さんは釜石が更に魅力的な場所になることを願い旅館を再建した。
「釜石のスタジアムを祝うために、そして釜石に来てくれる世界中の方々に感謝の気持ちを届けるために、東北の力を合わせて醸造したビールで乾杯をしたい!」
ふたりの熱意は周囲を巻き込み、実現に向けて動き出した。
造るビールは「宝印ビール」。
釜石で自生しているセリ科の植物「ハマボウフウ」を加えたクラフトビールだ。
醸造は盛岡にある「ベアレン醸造所」で行われる。
ヨーロッパの伝統的な製法で造られるビールが人気の醸造所だ。
このプロジェクトはクラウドファンディング方式で行われ、「乾杯セレモニー参加券」がリターンとして得られる。
8月19日のスタジアムのオープニングの日に、釜石の宝来館をメイン会場にして、八戸・石巻・郡山・東京などの各会場をオンラインでつなぐ。
復興に向かう釜石市とラグビーワールドカップを、ビールで応援しようというこのプロジェクト。
2018年8月11日23:59までに集まった金額がファンディングされる。
岩手県の釜石市(宝来館)と盛岡市(べアレン醸造所)、宮城県石巻市(イシノマキ・ファーム)の3つの東北の街が力を合わせて造るビールは一体どんな味がするのだろうか?
東北の復興を心から応援したい。
すでにプロジェクトのホイッスルは鳴っている。
プロジェクトへの参加はこちらから
【釜石鵜住居復興スタジアム誕生祝】東北の力を合わせてつくったビールで乾杯したい!
https://camp-fire.jp/projects/view/85909
釜石鵜住居復興スタジアム(仮称)ホームページ
https://kamaishi-stadium.jp/
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。