祭りだ!
ヤマザキ春のパン祭りは年に一度きり。
けやきひろばのビール祭りですら春と秋。
なのに春夏秋冬、年に4回も行われるナイスなお祭りがある。
ブラッセルズ神田で行われるきんき祭りだ。
きんきというのはベルギービールのインポーターである株式会社きんきのことだ。
年に4回、きんきの輸入しているビールを醸造所単位で紹介していくスタイルで、現在輸入されているものがフルラインナップに近い形で揃う。
さあ、秋のきんき祭りがやって来る。今週末の10/25-10/27に開催だ。
今回はトルバドゥールマグマでおなじみのザ・ムスケティールス醸造所というのだから期待は高まる。
このラインナップを見てほしい。
‼️NEW‼️
🍁トルバドゥールOAK樽生🍁
ザ・ムスケティールス醸造所のフラッグシップで人気のベルジャントリプルIPA「トルバドゥール マグマ」の2018年のSpecial editionが日本に到着✨今年はアメリカンオークチップを発酵過程で投入し、ウッドフレーバーを付与‼️🍁トルバドゥールインペリアルスタウト樽生
🍁トルバドゥールマグマ大瓶、グラス売り♪
ベルジャントリプルIPA🍁トルバドゥールウエストクスト大瓶、グラス売り♪
ブラックインペリアルIPA
(以上、フェイスブックのイベントページより)
アルコール度数が8.5-9%もあるのにドリンカブルなビールが勢ぞろいするのだから飲むほうも覚悟がいる。
ハイアルコールであることを感じさせずにするすると飲めてしまうため、翌朝に後悔しないようにという覚悟だ。4種類と侮ってはいけない。ベルギービールの、特に大瓶は上と中と下で味わいが変わるものが多い。つまり、表向きは4種類だが、実際は8種類、それに小瓶も含めると10種類なのだ。1杯を250ccと仮定して計算すると2.5ℓとなる。2.5ℓもの旨いビールを目の前にして飲まないという選択肢は、ない。
ではどうするか?簡単なことだ。友達を誘ってシェアするのだ。そうすることによりたくさんの種類の美味しいビールが飲めて友情も深まる。一人で行っても新しい友達を作ればいい。本当に素晴らしい祭りだ。
ところで、トルバドゥールOAKという新酒はどんな味わいなのだろうか。
ザ・ムスケティールス醸造所がトルバドゥールという自分たちのフラッグシップビールに対して毎年何らかのアレンジを加えてビールの持つ輪郭を際立たせようという試みは今回、オークチップを使ったとのこと。まだ公開前につき輸入担当の後藤氏のブログより味わいを引用する。
2018年はなんとアメリカンオークチップを発酵工程で投入し、ウッドフレーヴァ―を付与しています。それによりマグマのトロピカルなアロマに、オークチップによる杉やモカ、ヴァニラといったアロマとフレーヴァ―が加わり、より複雑でリッチなふくよかな味わいに仕上がっています。絹のように滑らかで柔らかい口当たりにタンニンと苦味の余韻。
きっとあなたを魅了することでしょう。
きんき後藤の麦酒狂日記より
そもそも、トルバドゥールマグマというのはフルーティーで豊かなアロマが特徴的であり、アルコール度数の高さが心地よく感じられるボディを持つ。使用されているホップが爽やかな苦さを添えているまさしくベルジャンIPAという味だ。しかし、その完璧なまでの美味しさが仇となってか、合わせる料理がなかなかないビールだった。
「成績は良くて穏やかで人当たりもいいのに、なぜか友達がいない優等生」のような味わいだった。トルバドゥールはそれでも味わいの豊かさが孤独を感じさせることはなかったが、合わせにくさ故に締めの一杯という選択になることが多かった。
しかし、今年からレシピが変わり、完璧とも呼べる味わいは残しつつ料理に合わせやすくなった。
甘味に注目したペアリングにしても、苦味に注目したペアリングにしても、足し算ではなく掛け算で増幅していく美味しさ。
「感覚の爆発」というトルバドゥールマグマのキャッチコピーそのままの味わいになったのだ。優等生のままで友達も増えたトルバドゥールマグマを心ゆくまで味わって欲しい。
■晩秋のきんき祭~Een uitbarsting van sensaties 感覚の爆発〜In BRUSSELS Kanda
期間 2018年10月25日(木)〜27日(土)
場所 ブラッセルズ神田-BRUSSELS Kanda-
〒101-8799 東京都 千代田区神田小川町3-16-1
℡03-3233-4247
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※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。