[ビアバー]2012.5.21

スカイツリー横「東京ソラマチ」に「世界のビール博物館」

東京スカイツリーと併設する「東京ソラマチ」7階にある「世界のビール博物館」が凄い。

まず面白いのは、店内に5か国のバーカウンターが再現されていることだ。
陶器のビアサーバーが並ぶドイツ風のビアカウンターから始まり、シックな木製の柱が目を引くロンドンパブ・カウンター、電飾が華やかなアメリカンスタイル・カウンター、銅の輝きが美しいチェコ風カウンター、アールヌーボーのセンスが光るベルギービアカフェ・カウンターと続いている。


ドイツ・カウンター


イギリス・カウンター


アメリカ・カウンター


チェコ・カウンター


ベルギー・カウンター

それぞれのカウンターにタップが並び、常時15種類以上の樽生ビールを飲むことが出来る。さらに、ボトルビールを含めると150種類のビールが楽しめる。
数もさることながら、そのセレクションが素晴らしい。

今まで日本では飲むことのできなかった、イギリスのエンデバー、トゥーパインツ、モンクマンズ・スローター、アメリカのパイク、ハイウォーター・ホップライオットIPA、リトリビューションインペリアルIPA、チェコのシェンコヴニ・ヘール10、ヨジャック・グランドプレミアム、メルリン・チェルシー、ベルギーのリオン・ア・ブリュム・カリオカ、リオン・ア・ブリュム・ボスティッシュといった銘柄が樽生で飲めるのが嬉しい。

料理もアイスバインやソーセージ、フィッシュ&チップス、BBQステーキ、チェコ風カツレツ(ジーゼック)、ムール貝のビール蒸しなど各国のビールに合う料理が並ぶ。


ムール貝のビール蒸し。

各国のカウンターに囲まれたテーブル席、さらにはスカイツリーを望むことが出来るテラス。300席を超える広々とした店内は解放感もあり魅力的だ。

また、限定ボトルビール「東京スカイツリータウンビール」も用意されている。

入り口横に、世界のボトルビールを販売する「ビア・マルシェ」もあり、お土産に買って変えることが出来るのもありがたい。

ぜひ訪れたい、そして何度も通い全銘柄を飲みたいお店である。

※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

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この記事を書いたひと

藤原 ヒロユキ

ビール評論家・イラストレーター

ビアジャーナリスト・ビール評論家・イラストレーター

1958年、大阪生まれ。大阪教育大学卒業後、中学教員を経てフリーのイラストレーターに。ビールを中心とした食文化に造詣が深く、一般社団法人日本ビアジャーナリスト協会代表として各種メディアで活躍中。ビールに関する各種資格を取得、国際ビアジャッジとしてワールドビアカップ、グレートアメリカンビアフェスティバル、チェコ・ターボルビアフェスなどの審査員も務める。ビアジャーナリストアカデミー学長。著書「知識ゼロからのビール入門」(幻冬舎刊)は台湾でも翻訳・出版されたベストセラー。近著「BEER HAND BOOK」(ステレオサウンド刊)、「ビールはゆっくり飲みなさい」(日経出版社)が大好評発売中。

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