ゴールデンウィークの渋谷にアウトドア空間が登場! SORACHI1984を飲みながら食と最新技術を楽しむ新感覚イベント「SORACHI1984 Outdoor Beer Theater in Shibuya Cast」を開催
サッポロビール株式会社が「新しいビール文化を創る」ことを目的に展開しているブランドInnovative Brewer。5月4日(土・祝)と5日(日・祝)の2日間、渋谷キャストで「SORACHI1984 Outdoor Beer Theater in Shibuya Cast」が開催されました。
このイベントの目的は、SORACHI1984の飲用体験やビールの原料であるホップをより身近に感じてもらいながら、様々な企業とコラボレーションをすることでビールの新しい楽しみ方を提案することです。
会場となったGARDEN広場には、アウトドア用品を展開するコールマンジャパン株式会社とアウトドアプロジェクトOUTSIDE BASEによるURBAN CAMPスペースで、ゆったりと座りながらSORACHI1984と快適生活研究家の田中ケン氏が焼くラムチョップが味わえるほか、株式会社アルファネットによるARグラスを活用したホップ畑体験、ビールを飲んだ時の脳波を測定し、感情を可視化する体験を株式会社3senseが提供。さらに実際にホップに触れることができるプチホップセミナーにSORACHI1984の誕生までの軌跡を辿ったドキュメンタリームービー「このビールは、世界を変えるかもしれない」の上映と豊富なスペシャルコンテンツで来場者を楽しませていました。
目次
SORACHI1984とラムチョップの絶品ペアリング
ビールを購入した来場者には、スペシャルラムチョップを無料で提供(1日4回。各回、先着100名)。柔らかい肉質とジンギスカン風味のジューシーな味わいとSORACHI1984に使われているホップ「ソラチエース」特有のレモングラスの香りが重なり食欲を増進させるともにビールの苦味が脂をすっきりとまとめてくれます。田中ケン氏も「この組み合わせはいい」と絶賛。各回、提供された100本はすべて完売していました。
ビールは「フルーティーで飲みやすい」と声が多くの人からありました。普段、ビールを飲まない方からも「これなら飲める」と、味を評価する以外にも「缶ラベルのデザインがかっこいい」と、デザインに好印象を持たれる方もいらっしゃいました。一方、「ヒノキやレモングラスのような香りが良いし、フルーティーだけどきちんとビールの苦味も感じられていい。これがコンビニやスーパーで買えるのは凄い!」と、ビール好きも唸らせていました。シチュエーションとしては、「今日のように陽が当たる屋外で飲むのにいい」「夜、リラックスしたいときにゆっくりと飲んでみたい」と、皆さんそれぞれの楽しみ方を挙げられていました。
ARを通じてホップの生態を知る
ビールの原料であるホップ。しかし、どのような植物なのかを知っている人は少ないのではないでしょうか。ARブースでは、ドローンで撮影した映像や360°映像を用いて北海道空知郡上富良野町のホップ畑を体感できるコーナーが設けられました。グラスいっぱいに入ったソラチエースを嗅ぎながらホップ畑を見回した来場者からは、「ホップがどんな風に栽培されているのかを実際の映像として見ることができて良かった」「あんなに高ところまで(7m程度)伸びる植物ということは知らなかった」という感想が多くありました。アルファネット株式会社からは、「ARを通じてホップをより身近に感じられる機会になったのではないでしょうか」とのこと。確かにホップを嗅ぎながら見てみると実際のホップ畑にいる感覚になりました。
眼鏡のようなARグラスは軽いのと、VRグラスと違い視界を外部から遮断されず、動いても大丈夫なことや閉塞感がないので疲れることがなく楽しめました。
脳波でビールを飲んだ感覚を可視化
株式会社3senseのブースでは、ビールを飲むとどのような脳波が出ているのかを専用の機器とアプリを使って数値化する体験会が行われました。ビールの銘柄によって違いが表れる体験ができました(比較対象として5月4日は黒ラベル。5月5日はヱビスビール)。測定は専用の機器を頭につけて20秒ほどゆっくりビールを飲むだけ。アプリでスッキリやリフレッシュなど7項目から判定されます。スタッフの方にお話を聞くと「黒ラベルは、リラックスや慣れの数値が大きくなる傾向にあります。飲み慣れた味や香りなので、水を飲んだ時と似たような反応になります。反対にSORACHI1984は、今までにない体験からか数値が分散する結果がみられています」。実際に体験してみるとSORACHI1984では、リラックスの数値が大きく出る結果に。すでにこのビールを飲用し、好きと感じている方には、「よく見られる反応」とのことでした。
ビールを飲んだ反応を数値で確認できることについて、体験した方たちからは「自分の感じ方がわかって面白かった」「ビールによって反応が違うのに驚いた」という声がありました。
ホップを見て・嗅いで・触れて学べるセミナー
会場の一角では、SORACHI1984のブリューイングデザイナー新井健司氏によるプチホップセミナーも開催。ブースでは実物のソラチエースも展示され、新井氏の説明を聞きながら、直に触って香りを確かめる体験ができました。セミナーでは、ソラチエースを含めて全8種類のホップをパウダー状にしたものと、昨年インターネットで限定発売した「奇跡のホップ フラノマジカル」との飲み比べが用意され、ホップによる香りの違いやビールになったときの違いを体験。参加者からは、「色んな香りが楽しめて面白かった。ビールになると全然違うのがわかる!」「 試飲したフラノマジカルと比べると香りや味が違うのがはっきりわかった」と、ビールも同じ商品だけではないことを知ることができる機会になったようです。
セミナー後に新井氏に感想をたずねると「若い世代の方にたくさん体験してもらえたのは嬉しい。SORACHI1984を通じて、ビールの面白さをどんどん知ってほしい」と、手応えを感じている様子でした。
4人の男たちによるSORACHI1984の誕生までの軌跡を上映
19時と20時からは、ドキュメンタリームービー「このビールは、世界を変えるかもしれない」が上映されました(5日は19時のみ)。1984年に品種登録されたソラチエース。当時のビールシーンに合わないと評価されたホップが海を渡りアメリカで注目を集め、世界で人気となり、日本で再認識されることになった過程をキーマンとなる4人の男たちが思いを語る内容です。誰1人欠けていたら、いまだに日本で注目されることはなかったかもしれないと思うとソラチエースが“もっている”ホップだと感じました。
ソラチエースを使ったビールを一般発売するに至るまでには、商品開発以外にもムービーで語られない多くの壁があったはず。このビールを見るたび、飲むたびにそうした思いを感じながら楽しめるビール。それがSORACHI1984なのだと上映を終えて思いました。
ただ飲んで商品を知ってもらうだけではなく、原料の実物を見て、嗅いで、触れる実体験や他の企業とコラボレーションすることで新しい楽しみ方を知ることできてコンセプトである「新しいビール文化を創造する」きっかけになるイベントでした。
Innovative Brewerは、5月29日(水)~6月2日(日)さいたま新都心けやきひろばで開催する「けやきひろば春のビール祭り」にも出店します。もちろんそこでもSORACHI1984を飲むことができます。さらに「それ以外にも日本産ホップ100%使用した貴重なビールを発売します」(新井氏)とのことですから気になる方は要チェックです。
◆SORACH1984 Outdoor Beer Theater in Shibuya Cast
日時:2019年5月4日(土・祝)12:00~21:00 5日(日・祝)12:00~20:00
場所:渋谷キャスト GARDEN広場
内容:SORACHI1984の飲用体験・認知獲得
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。