[ブルワー]2012.7.4

ピルスナー・ウルケル工場見学(7)

前回、開放型の樽で醗酵しているビールまでたどり着きました。
かつてはこうして地下で醗酵、熟成が行われていましたが、現在では見学ツアー用にだけ残されています。

奥に進むと熟成樽がずらりと並んでいます。

そしていよいよクライマックス!
樽から直接ピルスナー・ウルケルを注いでもらいます。

これが無濾過のピルスナー・ウルケル。
濁りのあるゴールドで、苦味、コクともに強く重厚感たっぷり。
あと味にも強い苦味が続きますがこれがまた心地よい!
雰囲気分を差し引いても実に素晴らしい味わいでした。

参加者みんなで和気藹々ビールを楽しみます。
まさに国境を越えたビールによるコミュニケーション。
ここまでくればツアーもあと一息。

かつては地下室を氷で冷やしていたのですが、ここが地上から氷を投入したところ。
「上に上がったら、この穴がどこにあるか当ててみて。」とガイドさん。

チェコピルスナーピルスナー・ウルケルピルゼン

※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

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この記事を書いたひと

三輪 一記

一般財団法人 日本ベルギービール・プロフェッショナル協会 代表理事

1967年、名古屋市生まれ。
1990年、関西大学商学部卒業。26歳のときにベルギービールと出会い、以来ベルギービールを愛し、仕事でというよりライフワークとしてベルギービール普及に情熱を傾け、毎年ベルギーを訪れている。
2001年よりベルギービールに関する講座、セミナー活動をスタート。
2008年より愛知大学、愛知淑徳大学等でベルギービール講座開講。
「ベルギービールを通じて日本とベルギーの架け橋に」というコンセプトのもと、
講演やセミナーにも積極的に取り組んでいる。
共著に『ベルギービール大全』(三輪一記+石黒謙吾/アートン)、
『ベルギービール大全<新>』(三輪一記+石黒謙吾/アスペクト)。
一般財団法人 日本ベルギービール・プロフェッショナル協会 代表理事。

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