「ビールコミック作者と“居酒屋ペアリング”を楽しもう!〜BEER LOVE Party 2019〜」レポート
7月11日に行われました「ビールコミック作者と“居酒屋ペアリング”を楽しもう!〜BEER LOVE Party 2019〜」の当日の様子をお届けいたします。開催告知記事はこちらをご覧下さい。
会場は池袋にある養老乃瀧さんの研修センター。4種類のビールが飲み放題でした。
2箇所ほどツッコミたいですが・・。 |
養老ビールとは、中身は黒ラベルで、サッポロビールさんが養老乃瀧さん向けに専用のラベルを用意したもの。養老乃瀧さんによりますと、1971年に誕生した、国内初のプライベートブランドビールとのことです。
そして、今回の目玉の一つである、「SORACHI 1984」の樽生飲み放題! しかもセルフサービングで、スタッフさんに気兼ねなく飲むことができました。
イベントが始まり、まずは日本ビアジャーナリスト協会副代表の野田幾子が、ビールのペアリングについての簡単な講義を行いました。テーブルには野田がプロデュースした居酒屋料理が運ばれてきます。
続いて、ビールコミック「ばっかつ!~麦酒喝采~」作者の葉賀ユイ先生のトークショー。ビールの多様性に興味を持つようになったきっかけや、「ばっかつ!」誕生の秘話を語って頂きました。
ビールについて熱く語る葉賀先生 |
まだ日本では地ビールという呼称が一般的だった頃にも関わらず、作中に「クラフトビール」という言葉が使われ、昨今のブームを予見していたかのような伝説的なコミックとして、一部で知られている「もやしもん」の第8巻。葉賀先生はこの本を読み、多彩なビールがあることを知ったそうです。その後、都内で開催されていたオクトーバーフェストでドイツビールに初めて触れ、するするとリッタージョッキを空にできるその飲み易さに感動したことから、他にも色々なビールを購入しては飲み、どんどんはまっていくことになります。ちなみにそれまで主に飲んでいたお酒は日本酒とのことです。
様々なビールを知り、「次の連載はビールに関するものにしたい!」と強い願望を持った葉賀先生。しかし、当時はまだ、ビールと言えば「透き通った淡い黄金色の苦いお酒」としか認知されていなかったため、編集の方に相談しても「ビールでは話が続かないのでは?」と最初は一蹴されたそうです。それでも葉賀先生は説得を続け、クラフトビールブームの高まりにも乗り、連載開始されたのが『ばっかつ!~麦酒喝采~』です。
(C)YUI HAGA 2019 ▲電撃コミックスNEXT『ばっかつ!~麦酒喝采~1』 ■発行:KADOKAWA ■発売日:2019年3月27日 コミックご購入はこちらから |
花小路ほっぷと二条こむぎの二人の女性が主人公のこのコミック。第1巻はお酒好きだけどビールの知識はさほどない花小路ほっぷが、読者と共にビールに詳しくなっていきますが、今後はどんどんマニアックな展開が待っているとのこと。楽しみですね。
最後に、提供されたお料理の一部と、野田が提案したペアリングのビールをご紹介しましょう。
餡掛け出汁巻玉子とローストポークのポテトサラダには養老ビールもしくはヱビスビールを推奨 |
串焼き盛り合わせにはSORACHI 1984を |
いか肝みそ焼きにはヱビス プレミアム ブラック |
肉塩焼きそばには養老ビールもしくはヱビスビール |
低糖質バニラアイスはヱビス プレミアム ブラックをかけて! |
しかし、ここでご紹介したペアリングとはあくまで野田が推奨するものであり、人それぞれ味覚や好みは異なります。あなたが美味しい!と思ったビールとお料理の組み合わせこそ、あなたにとって素晴らしいペアリングと言えるでしょう。
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。