[イベント]2019.8.3

山陰地方の魅力をまるっとお伝えします『山陰クラフトビール』8月9日に発売

山陰地方のビールにフォーカスを当てたニッチな本『山陰クラフトビール-こだわりのビールが地域を変える』が8月9日に発売されます!

山陰地方のビールと言われて思いつくのは、大山Gビールと松江ビアへるん。
さらに2018年醸造開始のAKARI BREWINGや475ビールまで、山陰両県にあるすべてのビール醸造所が、まるっとこの一冊に収められています!

全国のビール好きの方には山陰のビールの個性を、
”ビール好きだけどよくわからない”というライト層には7人の造り手による「山陰的ビール講座」を通してビール全体の基礎知識が身に付くような構成。

つまり、山陰内外を問わずお役に立てるビール本なのです。

著者は、鳥取県在住のライター 矢野竜広さん
一般社団法人日本ビアジャーナリスト協会が主催する育成講座、ビアジャーナリストアカデミーの卒業生です。ちなみに、15期生募集中ですヨ。

矢野さんは1期生として講座を卒業後、『ビールの図鑑』(マイナビ出版)などの書籍をライティング。
2013年に住み慣れた東京を離れて奥様の故郷である鳥取県へ移住されました。
自然豊かな大山町(大山Gビールのお膝元)で子育てをしながら、ビールがある人生の素晴らしさを軽快な文章で発信しています。

今回は、矢野さんに山陰地方とそのビールの面白さをじっくりとお伺いしました。

■矢野さんが移住して発見した山陰地方の魅力ってなんでしょうか?

山陰の魅力は人が少ないことだと思います(人口最小県=鳥取、46番目=島根)。人と人の無駄な衝突もなくて穏やかだし、道路も空いてるし、空も土地もどこも広々としている。人が少ないのに農作物は豊富だから、みんな豊かな暮らしができているとも感じます。

■ゆったり広々として食事も美味しいとは、ファーストクラスのラウンジのようですね。そんな山陰地方のビールにはどんな特徴があるのですか?

山陰ビールは、しっかり土地に根付いたビール造りをしています。特に老舗2社の大山Gビールと松江ビアへるんがそうですね。
大山の水は反則級に(笑)美味しいですし、地の大麦やホップ、米を使ったビールも造ってます。
ビアへるんは地元島根の食事に合うビールを追求。県内消費率も5割だそうで地元にもファンが多いです。
石見麦酒は「何でも買い取らせていただきます!」と周辺の農家さんの持ち込みを歓迎していて、どんな副原料もビールに変えてしまいます。

7社トータルで見たときの魅力は、そのカオス感でしょうか。王道クラフトもあれば、野生酵母のビール、農家のお芋ビール、世界のトレンドをいち早く取り入れるビール、地元の老舗企業とコラボするビールなどなど方向性がバラバラで面白いです。

■山陰のクラフトビールを知らない人も多いと思いますが、地元山陰の人たちには何を伝えたいですか?

まず山陰には現在7つもブルワリーがあるんだということです。ここ2~3年で急に数が増えたこともあって、新興の5社は山陰内でもまだまだ知名度が低いと思います。
とは言っても、クラフトビール界において山陰は健闘しているし、内容によってはトップランナーであることも珍しくないよということを伝えたい。山陰の皆さんが誇りを持ってもらうきっかけになれば嬉しいです。

■日本全国のビアファンには?

山陰のブルワリーって個性豊かだし、こんな本が出ちゃうほど地域全体で盛り上がってるよ!ということでしょうか。この本がきっかけで「ビールを飲むために鳥取島根にやって来ました!」という人が現れてくれたら本当に著者冥利に尽きますし、エンドレス乾杯でビールをご馳走してあげたいですね(笑)。

本当ですか!?
みなさん、『山陰クラフトビール』を手に山陰で矢野さんを探してみてください。
デレーっと目を細めて矢野さんがエンドレス乾杯してくれますよ!

夏には、山陰各地でビアガーデンがオープンし、ビールイベントも数多く開催されます。
この本を片手に山陰の夏を楽しんでみませんか?
ライターで、ビール好きで、山陰に住んでいると言えば、そう! 矢野さんです。

【書名】山陰クラフトビール -こだわりのビールが地域を変える
【著者】矢野竜広
【発行】今井印刷株式会社
【発売】今井出版
【定価】1,000円+税
【発売日】2019年8月9日
【判型】A5サイズ
【ページ数】128ページ(オールカラー)

【掲載醸造所】
・大山Gビール
・松江ビアへるん
・タルマーリー
・石見麦酒
・FARMER’S BREWERY 穂波
・AKARI BREWING
・475 BEER

【掲載内容】
▼山陰のクラフトビール
醸造所レポート/ビールDATA/醸造者インタビュー/ビールの原料/飲めるお店&買えるお店
▼山陰的ビール講座
ビギナーに伝授。ブルーパブの楽しみ方/そもそも酵母って何? 野生酵母の秘密/全国に広がる! 石見式醸造法とは?/サツマイモ入り? ビールと野菜のおいしい関係/合い過ぎ注意! 和食とビールのペアリング/Cool!! 海外のとんがったビールの味わい方/全国のビールファンの憧れ。1,000円飲み放題に迫る
▼山陰のビールなお店
▼山陰のビールイベント

【矢野竜広 プロフィール】
1980年生まれ。会社員コピーライター、放送作家を経てフリーランスに。2013年、住み慣れた東京を離れて鳥取県へ。自宅にオフィスヤノを構え、WEBデザイナーの妻とともに夫婦で在宅ワークにいそしむ。無類のビール好き。 ブログはビアエッセイ・ドットコム

詳細・購入はこちらからどうぞ。

475 BEERAKARI BREWINGFARMER’S BREWERY 穂波タルマーリービアジャーナリストアカデミー大山Gビール山陰クラフトビール松江ビアへるん矢野竜広石見麦酒

※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

(一社)日本ビアジャーナリスト協会 発信メディア一覧

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この記事を書いたひと

コウゴ アヤコ

ビアジャーナリスト

1978年東京生まれ。看護師を経て、旅するビアジャーナリストに転身。旅とビールを組み合わせた「旅ール(タビール)」をライフワークに世界各国の醸造所や酒場を旅する。ドイツビールに惚れこみ1年半ドイツで生活したことも。『ビール王国』(ワイン王国)、『ビールの図鑑』(マイナビ)、『BRUTUS』(マガジンハウス)など様々なメディアで執筆。

最近はキャンプとサウナにドハマり中。そこにもやはりビールは欠かせない。最高の「ビアキャンプ」&「ビアサウナ」を求めて、日本全国津々浦々旅をしている。

■執筆歴■
-海外生活情報誌ドイツニュースダイジェストで「旅ールのススメ」連載中
ビール小話 (ドイツニュースダイジェスト)2009~16年連載
-東海教育研究所かもめの本棚onlineにて「旅においしいビールあり」
-クラフトビールで乾杯!(日本トランスオーシャン航空機内誌Coralway2020年9.10月号特集)
-ビール王国(ワイン王国)
-ビールの図鑑・クラフトビールの図鑑(マイナビ)
-BRUTUS(マガジンハウス)
-an・an(マガジンハウス)
-CanCam(小学館)
-DIME(小学館)
-東京人(都市出版)
-るるぶキッチンmagazine 秋冬号(JTBパブリッシング)
など
■出演歴■
-アサデス。7(KBC九州朝日放送)
-KURASEEDS(J-WAVE81.3FM)
-食べて!歌って!まるごとユーロ!ドイツ語(NHKラジオ第2)
-トークイントーク(フレンズFM)
-売れ筋RANKING~クラフトビール(KTSライブニュース)
-よじごじDays(テレビ東京)
など

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