【JBJAChannel】生麦スペシャル最終章☆お酒の自販機でビールを買い、歴史に思いを馳せる
ビールに愛された皆さまへ!
今日公開ののJBJAChannelは、生麦スペシャル最終章。
これまで、キングペリカン・麥ヤ・あぼか洞と、おいしくて素敵なビアバーをめぐってきましたが、
生麦の素の魅力を知ってもらおうということで、
道端の自販機でビールを買う
という、オトナな散歩をしてみましたよ!
今どき、珍しいですよね?!
そして、この「生麦」の名前が有名なのは、「生麦事件」という歴史的な一大事件があったからなので、
その歴史を刻んだ「生麦事件の碑」へお参りに行きました。
文久2年8月21日(1862年9月14日)、イギリス人の観光客ご一行が、幕末の横浜を乗馬で見学していたところ、運悪く江戸から薩摩へ帰る途中の大名行列に行き会ってしまったわけです。
そこで、引き返すか、馬を降りてやり過ごせばよかったものを、道幅いっぱいに広がる大名行列に逆行して紛れるように進んでしまった。薩摩藩主の父親である、大名行列の中枢にいたお殿様にどんどん近づいてしまい、藩士らが馬を降りるように指示したが、全く伝わらず、それどころか馬を引き返そうとしたら行列を乱すようなことになり、激昂した藩士に切りつけられてしまったという悲劇です。
犠牲者はチャールズ・レノックス・リチャードソン。上海からイギリスに帰る前に、日本に観光で訪れていたそうです。たったの29歳で異国の地で散った命に哀悼に意を表しつつ、この事件によって引き起こされた薩英戦争からの開国に向けての、幕末の力強い時代の流れの源流を見る思いで、缶ビールで献杯します。
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