Craft or Non-Craft
先週まではアメリカでのバーの飲み方について軽く触れましたが、
今週からはアメリカンビール全般について書いて行こうかなと思います。
現在アメリカでは小規模醸造所が大ブームで、一日一軒の割合で申請が
出されてる程。まさに雨の後のタケノコ状態。
経済も日本と同じで左程景気が良いという訳でも無く、失業率も上昇傾向
にあるのに小規模醸造所は何でかちょっとしたバブル期です。
小規模醸造所=Micro Brewery
といままで呼ばれて来た。日本で言う所の『地ビール屋さん』
もう一つメジャーな呼び方では『Craft Brewery』
日本でも地ビールとして定着しちゃった小規模醸造所。それでいいのかどうかは
置いといて(決着つかない議題だしね)、アメリカでも最近この名称について
ネット、雑誌、等で話題に登ってます。
まずMicro Brewery。マイクロ=小規模。
では小規模ってどこまで小規模?
実はこの数字もBA(Brewers Association)がある程度のガイドラインを
定めてますが実は都合でどんどん変えてます。
みんなで仲良くやっていこうとしてる組織。初めはみんな小規模醸造所だったけど
Sam AdamsとかSierra Nevadaとか、StoneとかDogfishとかその他がみんなこれまた
ドンドン成長していくとみんなで小規模醸造所とは言えなくなってくる。
唯一言えるのは、Bud,Coors,Millerに比べれば小さい、ぐらいかね。
なのでこのマイクロ=Craft、とかマイクロ=小さい、とかの意味合いが
ちょっとずつ変わって来てるのは事実。
そこで新たに良く使われるがCraft Beer, Craft Breweryと言う言葉。
Craftとは、技術、手仕事、技巧とかの意味合いを持つ。
小さくなくなった小規模醸造所を総称して呼ぶのに今はこの
クラフトブルワー、クラフトブルワリーを使う事が多くなった。
そこで新たな問題が出てくる。
では大手の造るビールはクラフトビール=職人が作るビール、ではないのか?
来週は、アメリカでクラフトビールとは何だ?
について少し今の情報を。
Santa Rosa, Moonlight Brewery
ブライアンが1人でビール造り、ホップ育て、配達、16年間このスタイル。
これは小規模醸造所の代表だろう。
そしてもの凄く旨いラガーとエールを造る。
アメリカビールの情報は
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飲むなら : http://craftheads.jp/
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