[テイスティング]2012.8.14

「ビア・イラスト・コレクション」⑥「トラクゥエア・ジャコバイト」

夏休み特別企画「ビア・イラスト・コレクション」

夏休み特別企画として、「ビア・イラスト・コレクション」をお届けしています。
毎日、1本ビールを選び、イラストと解説で紹介します。

第6日目は「トラクゥエア・ジャコバイト」です。

「トラクゥエア・ジャコバイト」

トラクェアハウスエールは部屋数が50もある家(と言うよりも城)で醸造されている。その最古の記録は1556年のメアリー・スチュアート女王の訪問記にみることが出来、醸造はそれ以前から始まっていたと考えられる。
定番のトラクウェアハウスエールは熟したブラックチェリー、レーズン、ローストモルトのフレーバーとアルコールの温かさを感じることが出来るリッチなビール。
さらに、お薦めなのが、トラクウェア・ジャコバイトエール。トラクウェアハウスエールの味わいに柑橘系の香りやコリアンダーなどのスパイシー・フレーバーが加わった逸品である。
ちなみに、ジャコバイトはスコットランド王家の末裔ジェームス2世の守護者の名。ラベルに描かれたスコットランドの花であるアザミのシルエットも美しい。

なお、イラストと原稿は2012年4月に「大和書房」から出版された「だいわ文庫:本当に飲みたい世界のビール」に掲載されたものである。
解説は一部だけを抜粋しているので、続きをご覧になりたい方はこちらで。

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この記事を書いたひと

藤原 ヒロユキ

ビール評論家・イラストレーター

ビアジャーナリスト・ビール評論家・イラストレーター

1958年、大阪生まれ。大阪教育大学卒業後、中学教員を経てフリーのイラストレーターに。ビールを中心とした食文化に造詣が深く、一般社団法人日本ビアジャーナリスト協会代表として各種メディアで活躍中。ビールに関する各種資格を取得、国際ビアジャッジとしてワールドビアカップ、グレートアメリカンビアフェスティバル、チェコ・ターボルビアフェスなどの審査員も務める。ビアジャーナリストアカデミー学長。著書「知識ゼロからのビール入門」(幻冬舎刊)は台湾でも翻訳・出版されたベストセラー。近著「BEER HAND BOOK」(ステレオサウンド刊)、「ビールはゆっくり飲みなさい」(日経出版社)が大好評発売中。

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