（2020年2月3日 18:15追記）
今年の「白雪蔵まつり」は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、残念ながら開催中止となりました。

誠に残念なお知らせをさせていただかねばなりませんが、2月9日（日）に「第１８回いたみわっしょい！冬の元気まつり」と同時開催させていただく予定にしておりました「白雪蔵まつり」の中止を決定致しました。新型コロナウイルスの蔓延が予想される中でご来場いただいた皆様にご心配やご不安をおかけすることになるのは避けさせていただきたいと考えての決定でございます。本来ならば延期も選択肢になりますが、今しばらく沈静化には時間がかかる可能性もありますので、敢えて中止といたします。
（引用元：小西酒造株式会社 ニュースリリース）

（以下、記録のため当初の記事をそのまま残しております）
　

ベルギービール輸入の最大手としても有名な酒蔵、小西酒造（兵庫県伊丹市）の「第23回白雪蔵まつり」が、2020年2月9日（日）に開催されます。

第23回白雪蔵まつりのリーフレット。（画像提供：小西酒造株式会社）

小西酒造は、今年で創業470年。実に室町時代から続く酒蔵です。
日本酒の銘柄「白雪」が有名ですが、ビアファンにとっては、ベルギービールの輸入元としてもおなじみです。ベルギービールウィークエンドの実行委員長も、同社社長の小西新太郎氏が務めています。
また同社は、「KONISHIビール」の名称でクラフトビールの醸造も行っています。なかでも、蘭学者・川本幸民（かわもと こうみん）が日本で初めて醸造したというビールを再現した「幕末のビール復刻版 幸民麦酒」は興味深いですね。

昨年開催時の、振る舞い酒の鏡開きの様子。写真左端が小西酒造社長の小西新太郎氏。ちなみに右端は兵庫県伊丹市のマスコットキャラクター「たみまる」。（写真提供：小西酒造株式会社）

そんな同社の蔵まつりですから、もちろん、日本酒の振る舞いや販売だけではなく、ビールもしっかり登場します。
メイン会場となる白雪ブルワリービレッジ長寿蔵では、様々なベルギービールやドイツビール、そしてKONISHIビールが樽生で販売されます。タイミングが良ければ、レアな樽生ビールにもありつけるかもしれませんよ。
数量限定の、ベルギービールやドイツビールのお楽しみセット（ボトル）も用意されていますので、お土産もバッチリですね。

「もとすり唄」（日本酒を仕込む際に、杜氏が息を合わせて作業を進めるために歌っていた唄）の披露（11時～、14時～）や、同時開催される「第18回わっしょい！冬の元気まつり」のダンスも会場を盛り上げます。

昨年開催時の「もとすり唄」披露の様子。（写真提供：小西酒造株式会社）

さらに、蔵のすぐ外の通り（伊丹酒蔵通り）や近くの広場（三軒寺前広場）にも、近隣の店舗の屋台が多数並びます。燗酒や伊丹名物粕汁うどんなど、様々なドリンク・フードの販売もあり、毎年、大にぎわいです。

老舗の酒蔵ならではの、地域と一体となったお祭り。ぜひ足を運んでみてください。
　

メイン会場となる、白雪ブルワリービレッジ長寿蔵。