[コラム,新商品情報]2020.3.15

中世ドイツのビール醸造にまつわるミステリーを読もう!~翻訳クラウドファンディングが始まります~

中世ドイツの修道院を舞台に繰り広げられるビール醸造にまつわるミステリー

小説『Bierzauberer(ビールの魔術師)』は、中世ドイツの修道院を舞台に繰り広げられるビール醸造にまつわるミステリー。
2008年にドイツで出版されたこの小説は、忠実に史実を調べ上げビール醸造についても詳しく描かれたミステリー小説です。ビール好きの好奇心を満たしながら、ハラハラドキドキのストーリーで歴史小説好きをも楽しませる作品です。
今回の翻訳プロジェクトは13世紀を舞台とした第1作を対象としています。しかしドイツではすでに第4作まで出版されている人気シリーズで、第2作以降はそれぞれ15、17、19世紀のビール醸造の歴史が分かるストーリーとなっています。
以下のリンク先からより詳しいストーリーや著者からのメッセージをチェックしてください。

▼詳細はこちらから。
Thousands of Books(サウザンブックス)「Bierzauberer」

bierzauberer著者

フランクフルトの国際書籍見本市にて小説「Bierzauberer(ビールの魔術師)」原作を手にする日本語版出版発起人の森本智子氏(中)と著者ギュンター・テメス氏(右)[写真提供:森本智子氏]

著者はディプロム・醸造マイスター

作者であるギュンター・テメス氏は、ディプロム醸造マイスターとして世界各国で主にビールに関わる仕事をし、のちに作家に転向。新聞、業界紙、書籍などにビールやビール醸造の歴史について多数執筆を経て2008年小説家としてデビューしました。現在まで6冊の小説と短編ミステリー1冊を出版しています。

日本に紹介するのは日本人初のビアソムリエ

2011年ドイツ・ドゥーメンスアカデミーにて日本人初のビアソムリエ資格を取得した森本智子氏が本プロジェクトの発起人です。パン好きの方には有名な『ドイツパン大全』(2018年グルマン世界料理本大賞「パン部門」優勝)の著者でもあり、ドイツの食品・食文化に精通した森本氏。彼女が「ドイツのビール、食文化をもっと身近に感じてほしい」、なにより「ビール好き必読のこのミステリーは自分だけで読んだのではもったいない」と翻訳出版の発起人となって、この度、クラウドファンディングを募ります。

翻訳出版のクラウドファンディング

今回の出版はサウザンブックスのサービスを利用したクラウドファンディングです。以下サウザンブックスのコンセプトです。

世界では年間およそ100万点もの本が出版されており、そのうち、日本語に翻訳されるものは5千点前後と言われています。
世界中には価値ある面白い本が溢れているにも関わらず、専門的な本や新刊中心のマーケットの中で埋もれてしまった古い本など、これまでの仕組みだけでは、翻訳出版が難しいものが数多くあります。
サウザンブックスはそれら世界の本から、独自に厳選したタイトル、みなさまからお寄せいただいたタイトルを、クラウドファンディングのシステムを活用して購読希望の方を事前に募った後に、実績ある制作チームの元に翻訳出版していくサービスです。

http://thousandsofbooks.jp/concept/より

『Bierzauberer(ビールの魔術師)』の翻訳プロジェクトは、2020年3月現在準備中で4月から開始されます。以下のサイトで「お知らせを受け取る」ボタンから登録しておくと、プロジェクト開始時に通知を受け取ることができます。

▼詳細はこちらから。
Thousands of Books(サウザンブックス)「Bierzauberer」

ただのビール解説本ではなく、ビールの知識が盛りだくさんでしかもハラハラドキドキのミステリー小説。ミステリー好きのビール飲みである私、とっても楽しみにしています。もちろんすでに登録しました。All or Nothingのクラウドファンディングとのことです。皆さま応援よろしくお願いします。

ドイツビールビール醸造中世のビール醸造修道院ビール

※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

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