ヘッドブルワーが自ら配達して回る「STAY HOME BEER」。地域密着型の醸造所IN THA DOOR BREWING（神戸市中央区）の新たな挑戦
地域密着型の醸造所IN THA DOOR BREWING（神戸市中央区）が、このたびの新型コロナウイルスの感染拡大を受け、醸造所併設のレストランの営業を休止し、自家製クラフトビール「STAY HOME BEER」を自らの手で周辺地域に配達するサービスを始めています。
配達は土日のみで、エリアは兵庫県神戸市・芦屋市・西宮市（2020年4月22日現在）。注文は、専用webページから1本単位で可能です。電話やメールで受け取り日時・場所を調整した後、ヘッドブルワーの中戸正親氏が自ら、配達に回ってきます（タイミングによっては、他のスタッフが配達することもあります）。
「ステイホームビアー号」が配達に回ります。
（画像提供：インザドア合同会社）
IN THA DOOR BREWINGを運営する中戸氏と中村美夏氏は、今回の配達サービスへの想いをこう綴っています。
新型コロナウイルスの影響により飲食店の多くは瞬く間に深刻な状況に立たされました。
営業しないと生活できない。でも営業すると感染拡大を助長する恐れがある。
そんなジレンマを抱える多くの飲食店と同じように、私たちも刻一刻と変わる状況にどう対応すべきか頭を悩ませてきました。
ひとつだけ確かだった
「みんな、家に居てほしい」
という願いを出発点に、
「ローカルブリュワリーとして地域にできることは何だろう？」
と思いを巡らせて、
辿り着いた可能性が
「ビールの配達」です。
みなさんはどうか家に居てください。
ビールを飲みたくなったら私たちが届けに行きます。
（引用元：「STAY HOME BEER」注文ページ）
IN THA DOOR BREWINGの中戸正親氏（左）と中村美夏氏（右）。
（写真提供：インザドア合同会社）
「STAY HOME BEER」のラインナップは、現時点では以下の3種類。今後さらに増える予定です。
- 「二宮FunkAle」（イングリッシュペールエール）
- 「THA☆ALE」（ペールエール）
- 「Session IPA」（インディアペールエール）
3種類の「STAY HOME BEER」。左から順に「二宮FunkAle」「THA☆ALE」「Session IPA」。
（写真提供：インザドア合同会社）
「今後のローカルブリュワリーのあり方を模索する実験」（中戸氏・中村氏）でもある今回の試み。苦境に立たされている他の醸造所やビアバーにとっても、モデルケースとなるかもしれませんね。
＜「STAY HOME BEER」概要＞
| 配達の場合 | 醸造所で受け取る場合 | |
|---|---|---|
| スケジュール | 毎週土曜日：神戸市西エリア（兵庫区・長田区・須磨区・垂水区・西区） 毎週日曜日：神戸市東エリア（中央区・灘区・東灘区・北区）、芦屋市、西宮市 ※詳細な受け取り時間・場所は、注文後、電話やメールで調整することになります。 |
毎週木・金曜日 15:00～19:00 |
| 注文方法 | 以下のwebページより、1本から注文可能。 http://inthadoor.com/stayhomebeer/ |
|
| 価格（1本あたり） | 750円 | 730円 |
| 支払い方法 | 現金のみ | 現金、クレジットカード、電子マネー |
| マイバッグ | 自宅以外での受け取りの場合、持参の必要あり | 持参の必要あり |
