「Sapporo Beer Rally」に参戦してきました! 2021年1月31日まで開催中
2020年10月7日(水)から2021年1月31日(日)まで、札幌市内でビアラリーイベント「Sapporo Beer Rally」が開催されています。
参加店舗は『Sapporo Beer Map 2020』(*1) に掲載されている店舗を中心とした29店舗。
多くの店舗を回ってランキング(月間・全期間)上位になったり、参加者全員対象の抽選に当たったりすると、オリジナルグッズやクーポン券などのプレゼントが入手できます。
また、1店で2,000円以上利用すると、翌日から参加各店舗で使用可能な500円分のクーポン券ももらえます。(*2)
(*1) 関連記事:『Sapporo Beer Map』約5年ぶり改訂。「多様なビールを日常で楽しんでほしい」制作者たちの思い
(*2) クーポン券は数量限定のため、既に配布終了している店舗もあります。ご注意ください。
<イベント概要> 名称:Sapporo Beer Rally 日程:2020年10月7日(水)~2021年1月31日(日) 場所:札幌市内の29店舗(一覧はウェブサイト参照) 参加方法:ウェブサイトからエントリー後、各店舗利用時にQRコード読み取り ウェブサイト:https://rally.sapporobeermap.com/ |
目次
スタンプカードではなく、ポイント制
このビアラリーの大きな特徴は、よくあるスタンプカードではなく、来店ポイントによるランキング制になっている点です。
各店舗に設置されている、ラリー用のQRコードをスマートフォンなどで読み取ると、ポイント獲得となります。
このポイントは、単純に1店1ポイントではありません。中心部から少し離れたお店では、2~3ポイントになっています。また、1日に3店舗以上回れば、3店舗目のポイントが2倍になります。いずれも、パブクロールを促す工夫ですね。(*3)
さらに、QRコードは日替わりのため、同じお店でも、別の日に来ればまたポイントが得られるようになっています。
(*3) ここで記した以外にも、ボーナスポイントのルールがいくつかあります。詳細はSapporo Beer Rallyのウェブサイトにてご確認ください。
このラリーを主催する「SAPPORO BEER MAP制作委員会」の事務局・松井広行氏(ビアセラーサッポロ 本店 店長)は、ポイント制にした理由をこう語ります。
松井氏「スタンプカード方式ですと、参加される方は、各店舗に1回ずつ行ってスタンプを一通り押してもらったら、それで満足してしまいます。ポイント制にしたことで、同じお店に何回も足を運んでもらえる仕組みにすることができました」
ただ単にポイントを貯めるだけではなく、ランキング形式になっているため、毎日のように複数店舗を巡回して上位を狙う、ツワモノの参加者もいます。
松井氏「お店から、コロナで厳しかったが新しいお客さんが増えた、と喜ばれているだけではなく、参加されている方からも、このビアラリーをきっかけに新しいお店を開拓できた、とご好評いただいています」
このビアラリーは、いいお店と新たな飲み手とを結びつける、すばらしいきっかけを提供してくれています。
ビアラリー参戦!
私も、アクセスのよい中心街のお店をメインに、何店か回ってみました。簡単に紹介します(紹介順:西から東の順番)。(*4)
(*4) 各店舗とも、樽生ビールのラインナップは取材時点(2020年10月23~25日)のものです。大半は樽替わりでの提供ですので、ご注意ください。
Atta maruyama
札幌市営地下鉄東西線の円山公園駅から徒歩約3分のところにある、クラフトビールとコーヒーのお店。なお、このお店は『Sapporo Ber Map 2020』発行後のオープン(2020年4月。ビアマップは同3月発行)のため、同マップには掲載されていません。
この日は、日本最北のクラフトビール醸造所、美深白樺ブルワリー(北海道美深町)のタップテイクオーバーイベントが開催されていました。セゾン「シリピリカ」はドリンカビリティ抜群で、心地よく飲み進めることができました。
ビアセラーサッポロ 本店
札幌市営地下鉄東西線の西11丁目駅から徒歩約3分。このビアラリーのインタビューにも応じていただいた、松井広行氏が店長を務めるボトルショップ&テイスティングルームです。表の通りを走る札幌市電を眺めながら、アメリカ・オレゴン州から直輸入のビールやハードサイダーを楽しめます。(*5)
せっかくなのでいろいろ味わおうと思い、4種類のテイスティングセットにしました。ハードサイダーからIPAまで、幅広いオレゴンの味を堪能しました。
(*5) 2020年9月に、東京・原宿にも直営店がオープンしました。関連記事:待ち合わせに。独り時間に。あなた時間を彩りませんか【飲める!買える!酒屋さんを巡って 5店目 BEER CELLAR SAPPORO 原宿店編】
Maltheads
狸小路商店街の西の外れにあるビルの地下で、JBJA所属のビアジャーナリストでもある坂巻紀久雄氏が営む、ビールとモルトウイスキーの専門店。
この日の樽生ビールは、ハーヴェスト・ムーン(千葉県浦安市)のフレッシュホップビール「余市スタイルIPA」。主張しすぎない、麦とフレッシュホップのおだやかな香りが、心安らぐひとときを提供してくれました。
Beer Inn 麦酒停
札幌市営地下鉄南北線の中島公園駅から徒歩約3分。1980年から営業を続けている、札幌最古のビアパブです。
地下にある店内は、空き瓶・空き缶が壁面を埋め尽くしており、まるで博物館、いや、秘密基地のようです。独特の雰囲気に浸りつつ、ハーン醸造所(ノルウェー)のベルジャンクワドラプル「#1000」をのんびりいただきました。
ビアバー・ひらら
狸小路5丁目、雑居ビルの3階にある、コンパクトな立ち飲みビアバー。澄川麦酒醸造所(札幌市南区)の直営店です。
自家醸造のクリスタルヴァイツェン「来運BEAR」は、熊笹茶がほのかに香り、飲みやすくて奥行きもある不思議な味わいでした。
Beer Bar NORTH ISLAND
狸小路4丁目から50メートルほど北のビルの10階にあるビアバー。NORTH ISLAND BEER(北海道江別市)の直営店です。
カルミネーションブルーイング(オレゴン州)とNORTH ISLAND BEERとのコラボレーションで造られたバーレーワイン「Smoke Lodge」(*6) は、ピート香と熟成香がしっかり効いていて、抜群の飲みごたえ! 思わずおかわりしてしまいました。
(*6) 「Smoke Lodge」には、カルミネーションブルーイング製とNORTH ISLAND BEER製の2種類があります。今回私が飲んだものは前者でした。
月と太陽BREWING 本店
狸小路商店街を東に抜けて、創成川を渡ったところにあるブルーパブ。
自家醸造のビールを満喫するべく、3種類のフライトセットを選択しました。カラフルなビールが注がれたワイングラスが並ぶと、見ているだけでも楽しくなってきますね。個人的には「LAT43 復刻版」(写真右)が気に入りました。パイナップルのような爽やか・華やかな香りと軽いボディー感で、スイスイ飲めてしまいます。
多数の魅力的なお店と出会える、Sapporo Beer Rally。
皆さんも、十分な感染症対策をおこなった上で、ぜひ参加してみてください。
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。