“幻のオレンジ”を使用した春夏限定フルーツビール”湘南ゴールド”4月14日発売開始!
クラフトビールはよくわからないという方も、この“湘南ゴールド”は聞いたことがある人は多いのではないだろうか。ショナゴの愛称でも親しまれているこのビールは、神奈川県厚木市のブルワリー「サンクトガーレン」から、春夏限定フルーツビールとして今年もオレンジデーである4月14日に発売される。
神奈川産“幻のオレンジ”使用
湘南ゴールドは、神奈川県が開発した柑橘類の品種で、「今村温州」と神奈川県西部で採れる「ゴールデンオレンジ(黄金柑)」の交配により作られた。交配から品種登録まで12年の月日をかけ、2006年に出荷を開始。未だ県外では入手困難な稀少品で、皮がレモンのように黄色で、中身はオレンジ。他のオレンジ類を圧倒する華やかな香りを持っていて“まるで香水のよう”と言われるほど。
柑橘は豊作の表年と、その逆の裏年とを交互に繰り返すが大半の湘南ゴールドは今年が”表年”。昨年12月の果実が肥大する時期に雨が少なかったため全体的にサイズは小ぶりだが、その分糖度は高い傾向にあるそう。
写真提供:サンクトガーレン 湘南ゴールドの果実
果実が少しずつ神奈川県内に流通し始めた2007年、その香りが醸造担当者の目、ならぬ鼻に留まり試作を開始。2008年より春夏限定で製造している。華やかな香りを最大限ビールに活かすため、果汁だけではなく皮も実も丸ごと果実を使用している。
写真提供:サンクトガーレン レモンのような黄色い外観
また、今ではお菓子やチューハイなど様々な湘南ゴールドの加工品がつくられているが、同商品は、加工品1号となる。2009年からはJリーグ湘南ベルマーレの「ベルマーレビール」として採用され、ホーム戦時の名物グルメとなっている。
写真提供:サンクトガーレン ベルマーレビール
春夏限定販売の“湘南ゴールド”
“湘南ゴールド”は、アロマホップも柑橘系の香りが特徴のものを使用し、グラスに注いだ瞬間から飲み終えた後の吐息まで、とことんオレンジ。瑞々しくジューシーな風味が口中に広がり、後味には柑橘の皮特有のマーマレードのような苦味を感じる。
実績もすばらしく、2008年のインターナショナル・ビアカップ(国際ビール大賞)フルーツビール部門で、10年連続入賞(2008金賞、2009金賞、2010銀賞、2011銀賞、2012金賞、2013銅賞、2014銀賞、2015銀賞、2016銅賞、2017銀賞)。 英国開催の「ワールド・ビア・アワード」フレーバーエール部門で、2011年にアジアベストを受賞、2013年にはシルバーを受賞。2012年のアジア最大級のクラフトビールの祭典「ビアフェス横浜」にて神奈川県知事賞を受賞している。
商品概要
内容量 330ml
原材料 麦芽,ホップ
副原料 湘南ゴールド(神奈川県産オレンジ)
アルコール度 5%
賞味期限 90日(要冷蔵)
スタイル フルーツビール
使用麦芽 ベールエールモルト、ウィート、クリスタル20°L
使用ホップ 2011 シトラ/2008-10 カスケード
IBU 18
初期比重 1.048
SRM 3.3
JANコード 4560375141020
引用元、写真提供:サンクトガーレン
おまけ:オレンジデーについて
オレンジデーは4月14日のイベントで、バレンタインデー・ホワイトデーに続き2人の愛を確かなものにし、オレンジやオレンジ色のプレゼントを贈る日であり、「第3の愛の記念日」と表現されることもあるよう。この意味でのオレンジデーは日本独自であり、愛媛県の柑橘類生産農家が1994年に発案したとされている。発案の由来は、オレンジが「花嫁の喜び」という花言葉を持ち、オレンジは花と実を同時につけることからヨーロッパでは愛と豊穣のシンボルとされ、オレンジの花は花嫁を飾る花として頭につけるコサージュに使われることによる。なお、「みかんの日」は12月3日であり、オレンジデーとは異なる。
今年のオレンジデーは“湘南ゴールド”で乾杯してみてはいかがだろうか。
下記ホームページより、オンライン注文はもちろん、ボトル販売店や樽生で飲める店の検索もできるので要チェックだ。
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。