[新商品情報]2021.11.7

”麦のワイン”11月18日に解禁!サンクトガーレンから今年も長期熟成ビールがでます

神奈川県厚木市にあるクラフトビール醸造所サンクトガーレンから、 2021 年 11 月 18 日(木)ボジョレー・ヌーボー解禁日に、ワインのように高いアルコールを持ちワインのように長期熟成が可能なビール、“麦のワイン” 「el Diablo2021」と「un Angel2021」の2 種類が数量限定で発売されることが発表された。

バーレイワイン「el Diablo2021」とウィートワイン「un Angel2021」

ボジョレー・ヌーボー解禁日に販売される“麦のワイン”は、バーレイワイン「el Diablo2021」と、ウィートワイン「un Angel2021」の2種類。それぞれ、バーレイ(大麦麦芽)と、ウィート(小麦麦芽)を主原料としたハイアルコールビールだ。

アルコール度数はワインなみの10%。赤ワインやブランデーを連想させるアルコール感と成熟感が特長であるが、両ビールともに原材料は通常ビールと同じ麦芽、ホップ、水、ビール酵母のみを使用。それら大量に使用することでアルコール度数を高め、さらに通常の6倍以上の熟成期間を経て出荷される贅沢なビールだ。

消費期限は製造より5年。購入後に 1 年、2 年…と熟成させることで、驚くほど深みを増し複雑味を帯びる。エイジングによる変化を楽しむことも可能なのだ。

さらに深みを増した麦の風味とホップの柑橘香

サンクトガーレンは“麦のワイン”を2006年に初めて発売し、その後も改良を重ねて2019年に大きなリニューアルをしている。
バーレイワインのホップは、柑橘フレーバーをメインとする品種(チヌーク、ナゲット、カスケード、センテニアル)を増量し、さらに、ホップの投入タイミングを醸造工程の後半に増やすことで、柑橘を思わせるアロマとフレーバーをより際立たせている。
さらに麦芽を10%増量し、麦芽の糖分を飲み口の甘さとして残している。それにより麦の旨味が凝縮され、さらに濃密な飲み口に。特に小麦麦芽が使用されているウィートワインでは、まったりと舌の上に広がる小麦の風味が大変心地よい。

長期熟成可能、瓶内発酵の生きているビール

サンクトガーレンの“麦のワイン”はシャンパンと同じ、瓶内2次発酵製法。タンクでの一次発酵終了後に酵母を取り除き、新しく元気なビール酵母とその栄養となる微量の糖分(麦汁)を添加しながら1本1本手詰めされる。
瓶詰め後は、酵母の活動しやすい温度で数週間保管することで発酵が進む。酵母は瓶内で糖分を分解し、炭酸ガスを生成。瓶内で炭酸はじわじわビールに溶け込む。
通常のビールのように炭酸ガスは注入せず、瓶内で生まれた炭酸だけが麦のワインの泡となるため、その泡は繊細で柔らか。麦芽の旨味をじっくり味わえるビールになるのだ。

ワインとビールの競演!ボジョレー・ヌーボーと同日解禁

11月18日のボジョレー・ヌーボーの解禁は、ワイン好きにとって毎年のお楽しみイベントであることは言うまでもない。
「ならば、ビールファンならボジョレー解禁日には麦のワインを楽しみたい」とサンクトガーレンから“麦のワイン”が販売されたのは2006年のこと。徐々にそれが定着し、例年20店ほどのビアバーで解禁イベントが開かれている。
アルコール度数が高くじっくりと味わえる“麦のワイン”は、一日一日と寒さが増すこの季節にぴったりだ。

2021年11月に神奈川県厚木市にオープンしたサンクトガーレンの直営店「SanktGallen Tap Room」では、11月18日に2021年版の“麦のワイン” バーレイワイン「el Diablo2021」とウィートワイン「un Angel2021」 が解禁されるほか、昨年リリースされ1年間醸造所で熟成させた2種の“麦のワイン”が現在も樽生で提供されている。

解禁されたばかりの麦のワインと、長期熟成されたものを味比べしてみてはいかがだろうか? 11月18日を心待ちにしたい。

インフォメーション

左・el Diablo/右・Un angel

商品名:el Diablo 2021 エル ディアブロ 2021(悪魔)
スタイル:Barley Wine バーレイワイン(大麦のワイン)
原料:大麦麦芽、ホップ
容量:300ml
アルコール度数:10%

商品名:Un angel 2021 ウン アンヘル 2021(天使)
スタイル:Wheat Wine ウィートワイン(小麦のワイン)
主原料:小麦麦芽、大麦麦芽、ホップ
容量:300ml

・直営ネットショップ、東武百貨店 池袋店、横浜髙島屋、そごう大宮店、近鉄百貨店上本町店ほかで購入いただけます
・麦のワインを含む商品のお届けは11月18日以降となります。
・麦のワインは5年間の長期熟成が可能ですが要冷蔵(理想は8℃以下)です。ワインセラーでは温度が高い場合があります。

サンクトガーレン公式ホームページ
サンクトガーレンオンラインショップ


直営店「SanktGallen Tap Room」
住所:神奈川県厚木市中町2-2-1本厚木ミロード② 1階 (小田急線 本厚木駅北口)
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため営業時間が変わります。SNSやホームページよりご確認ください
InstagramFacebookHomepage

SanktGallen Tap Roomsanktgallenbreweryウィートワインサンクトガーレンハイアルコールビールバーレイワイン本厚木麦のワイン

※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

(一社)日本ビアジャーナリスト協会 発信メディア一覧

アバター画像

この記事を書いたひと

コウゴ アヤコ

ビアジャーナリスト

1978年東京生まれ。看護師を経て、旅するビアジャーナリストに転身。旅とビールを組み合わせた「旅ール(タビール)」をライフワークに世界各国の醸造所や酒場を旅する。ドイツビールに惚れこみ1年半ドイツで生活したことも。『ビール王国』(ワイン王国)、『ビールの図鑑』(マイナビ)、『BRUTUS』(マガジンハウス)など様々なメディアで執筆。

最近はキャンプとサウナにドハマり中。そこにもやはりビールは欠かせない。最高の「ビアキャンプ」&「ビアサウナ」を求めて、日本全国津々浦々旅をしている。

■執筆歴■
-海外生活情報誌ドイツニュースダイジェストで「旅ールのススメ」連載中
ビール小話 (ドイツニュースダイジェスト)2009~16年連載
-東海教育研究所かもめの本棚onlineにて「旅においしいビールあり」
-クラフトビールで乾杯!(日本トランスオーシャン航空機内誌Coralway2020年9.10月号特集)
-ビール王国(ワイン王国)
-ビールの図鑑・クラフトビールの図鑑(マイナビ)
-BRUTUS(マガジンハウス)
-an・an(マガジンハウス)
-CanCam(小学館)
-DIME(小学館)
-東京人(都市出版)
-るるぶキッチンmagazine 秋冬号(JTBパブリッシング)
など
■出演歴■
-アサデス。7(KBC九州朝日放送)
-KURASEEDS(J-WAVE81.3FM)
-食べて!歌って!まるごとユーロ!ドイツ語(NHKラジオ第2)
-トークイントーク(フレンズFM)
-売れ筋RANKING~クラフトビール(KTSライブニュース)
-よじごじDays(テレビ東京)
など

ストップ!20歳未満者の飲酒・飲酒運転。お酒は楽しく適量で。
妊娠中・授乳期の飲酒はやめましょう。