【JBJAChannel】輝け!第7回世界に伝えたい日本のビアカルチャー④ビール部門 最優秀賞受賞式!
ビールに愛された皆さまへ!
4月20日より4回にわたってお伝えしてきた、セカツタですが、今回で最終回、ビール部門の表彰式の回となります。
目次
輝け!第7回世界に伝えたい日本のビアカルチャー
「第7回セカツタ2022」は、2021年にJBJAで発信した記事(541本)を「ビール醸造所・インポーター部門」「ビール部門」「ビール人部門」「イベント・料飲店部門」という4つのカテゴリーに分け、当会に登録するビアジャーナリストの投票によって各部門の優秀賞を決定しています。 さらに得票数の一番多かった優秀者を「最優秀賞」として表彰させていただいております。
セカツタ最優秀賞は
ORYZAE BREWINGの木下伸之様、そして選ばれたビールはBLACK HEAD IPAです!
何とこちらのビールは、麦芽を使用していない”ビール”です。
え?麦芽を使わないでビールになるの?
と思われるビアファンも多いと思います。
もちろん、私達JBJA内でもその論争が無かったわけではありません。
ですが、ORYZAE BREWINGの木下さんの情熱とあくなき探求心の結晶ともいえるBLACK HEAD IPAは、きっと新しい可能性とビールという世界のさらなる広がりにつながる「日本のビール界における大きな一歩」となりうると感じるのです。
麦芽使用率0%の誇り
日本酒の醸造の世界で技術をはぐくみ、新しい可能性を切り拓くべく、「麹のみを使ったビールへの挑戦」を続けてきた木下さん。
なんと、このビールを造るための構想を練り、準備に時間を費やし実現化するまでに、7年もの歳月があったというのです。この情熱たるや。
裏のラベルには情報が沢山つまっています。
この「品目」に注目していただきたいのですが、麦芽使用率というのは一番低いものでも「麦芽使用率25%未満」と表記して発泡酒とするのが一般的なのだそうです。
ですが、木下さんのチャレンジする世界はあくまで麦芽を使用しないビール。原材料だけを見ると、「日本酒にホップを放り込んだような」感じですが、あえて「小麦」を入れることで、「発泡酒」にしているのです。
「国税局の担当の方にも相談して、ラベルに『麦芽使用率0%』とする許可をもらいました」
というのですから、このこだわりは是非手に取った時にご確認頂きたいです!
ORYZAEの世界観に魅せられたビアジャーナリスト
受賞記事:もしも鎖国下で泡盛職人がビールを造ったら…黒麹で南国果実の酸味を表現したBLACK HEAD IPA 執筆者:ルッぱらかなえBJ https://www.jbja.jp/archives/36728
投票数を一番獲得し最優秀執筆賞
今回の記事がきっかけで、多くのビアファンの方にもORYZAE BREWINGの挑戦が伝わりました。
ライターとしても活躍しているルッぱらさんは、オトモニというクラフトビールのサブスクにて、ORYZAE BREWINGのBLACK HEAD IPAに出会い、とても興味を引かれます。
ブラック?黒いビールかと思ったら、淡いきれいな色?!麦芽を使わないで作るビールっていったい何だろう?
そして別媒体で記事を執筆する際に、ORYZAE BREWINGの木下さんを取材したルッぱらさんは、このビールの持つストーリーを知り、雷に打たれたような衝撃を受けます。
現代にも鎖国が続いていたら、どんなビールが作られたのだろう、という設定で造ったビール
このストーリーのテーマを下敷きに、これからルッぱらさんは執筆活動を今まで以上に広げていく予定だそうです。
もともと、ビアジャーナリスト活動だけではなく、様々な媒体でライターとして執筆するなど、文筆業を続けてきたルッぱらさんなので、どんな作品になるのでしょうか。このワクワクがどんな形に醸し出されるのか、とても楽しみです。
ビールの可能性が広がる希望の一杯
ORYZAE BREWINGさんは麹の可能性を大胆に広げていく、ビールの世界の未来を切り開くパイオニアだと強く感じられました。
また、木下さんのお人柄も魅力的です。とても明るく気さくですが、信念に基づいた自分の夢に向かう力強さも感じられて、世の中から大きく注目されるに相応しい「主人公オーラ」をまとっていらっしゃいます。
これからのご活躍が本当に楽しみです!
そして、JBJAのセカツタの優秀賞に選ばれた4つの部門、それぞれがとても素晴らしい活動・ご活躍であると、今後が本当に楽しみです!
どうぞ動画でもお楽しみください。通信状況があまり良く無く、音声が聞きづらい部分もあるかもしれませんが、とても素晴らしい内容のインタビューになりましたので、是非ご覧ください!
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。