スイングストッパーボトルのベルギービール
始めに
オランダで生まれたと言われていますスイングストッパーボトル。簡単に言いますと栓付きのボトルで、開封後でもしっかり栓をすることができる優れものです。種類もガラス瓶や陶器の瓶があります。北海道では「小樽ワイナリービール1ℓ瓶」に使用されています。
スイングストッパーボトルの使用例は、大瓶で飲み残しが出る。あるいは高アルコールの為に飲みきれない等によるビールに使用されています。
今回はベルギービールについて紹介したいと思います。
日本にあるスイングストッパーボトルのビール
日本にあるスイングストッパーボトルのベルギービールは2種類しかありません。それは、セントセバスチャンダークと同じくグランクリュです。どちらも、500㎖で陶器です。
その内、セントセバスチャンダークを紹介します。
セントセバスチャンダーク
アビィビールです。アルコール度数6.9%です。
ベルギーはアントワープの北側にあるスターケンズ醸造所で造られています。醸造所の歴史は1654年にまで遡ることが出来、非常に長い歴史を持つ伝統あるビールです。
重厚で高級感に溢れる陶器の入れ物にボトリングされているのが最大の特徴で、ゆっくりと味わって飲むビールなので、開栓後に再び蓋が出来るため、スイングストッパーボトルを使用いているとの事です。色は、濃色の褐色をしており、やや酸味の効いた風味と、焙煎した麦の香ばしさが感じられ、ボディは変わらずフルボディですが、苦味が効いているので後味は意外にもスッキリとしており、無駄なクドさはありません。アロマティックで長く続く余韻を楽しみながら、じっくりと味わえる、深い甘味とコクが魅力です。
日本では瓶ですが海外ではスイングストッパーボトル
日本国内では瓶で流通しているビールですが、海外ではスイングストッパーボトルのビールを紹介します。
バルバール
スペシャルビールです。アルコール度数8%です。ルフェーブル醸造所で造られています。
ここは、1876年にカフェとして設立されたのが始まりです。
ルフェーブル醸造所があるベルギーのブラバン・ワロン州では、大きな石切り場があり、設立当時は多くの労働者がいて、その労働者のために設立されました。
1983年にはフローレフ修道院のビールライセンスを取得し、ビール醸造事業を拡大しています。
バルバールのビールタイプは、ハチミツを使ったブロンドタイプです。
ハチミツの風味溢れ、らかい甘さの残る味わいです。ほのかに感じるハチミツの香りと喉越しがあり、柔らかい甘さと、コクのある濃厚なブロンドビールです。
軽めのブルーチーズに良く合います。330㎖瓶のスイングストッパーボトルです。
最後に
スイングストッパーボトルは、再利用が可能なボトルです。ビールを飲んだ後、例えば、大瓶の飲み残しを移し替えたり、炭酸飲料や調味料の保存に適しています。又、ビールやワインの計り売りの容器としても使えます。しかし、残念ながら、日本ではあまり普及していません。もし、店頭でスイングストッパーボトルのビールを見かけたら買って飲んでみてボトルを再利用してみませんか。今回紹介したセントセバスチャンダークとセントセバスチャングランクリュは飲みごたえがあります。是非お試し下さい。
購入店
すがや魅惑のベルギービール
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