メトロミニッツ20周年記念ビール「2002」はKUNITACHI BREWERYとのコラボ!”お披露目会”イベントレポ!
「ビールの日常」が戻ってきつつある2022年夏。嬉しいことに、素敵なビールイベントもどんどん増えてきています!旅とビールが大好きなMC&ビアチューバー「あやねえ」が体験した「ビールイベント・レポート」をお届けしてまいります。
第1回目の今回ご紹介するのは「フリーマガジン×クラフトビール」のコラボイベントです。
東京都内を走る地下鉄「東京メトロ」を利用されている方にはお馴染みでしょうか?メトロ駅構内のラックに置かれているライフスタイルマガジン「metromin.」(以下、メトロミニッツ)。
2022年11月創刊20周年を迎えるにあたり、その記念として、同紙は初のクラフトビール醸造に挑戦!
タッグを組んだのは KUNITACHI BREWERY(以下、くにぶる)。東京都国立で100年以上の歴史を持つ酒販店「せきや」が、2021年に開始、その新進気鋭ぶりがクラフトビールファンの心をガッチリつかんでいる醸造所です。
先日6月20日、その『メトロミニッツ20周年記念ビールお披露目会』が目黒の人気店 Craft Beer & Wine THE DODO HOUSE(以下、ザ・ドードーハウス)」にて開催されました。
偶然、SNSにてイベント告知を目にした筆者の頭によみがえった記憶・・・
「あれ?私、メトロミニッツの創刊号から読んでいたよね!?」
都内在住だった当時、愛読していたあのフリーマガジンが20年間ずっと続いていて、しかもクラフトビールを記念醸造!?これは行くしかない!!
そんな訳で、仕事後に急いで店へ向かいました。
入ってすぐ右側のカウンターテーブルに・・・ありました、メトロミニッツ最新号。
青い空、異国のアパートホテルのような雰囲気の建物、プールサイド・・・夏本番のワクワク感がさらに盛り上がるような、表紙のイラストが素敵!
表紙をぱらりとめくると、ボトルのイラストが。おお、今回の「メトロミニッツ20周年記念ビール」のデザインが、そのまま表紙なんだ!と気づきます。
久しぶりに目にするメトロミニッツは2021年1月にリニューアルして「metromin.LOCALRYTHM」へとバージョンアップ、そして「豊かな暮らしは『ローカルの日常』にある」がテーマとなっていました。
日本各地のお酒、果物、食べ物などの香り、作り手さんやお店の方の温度感も伝わってくるような記事の数々・・・食べてみたい、飲んでみたい、ここに旅してみたい、とワクワク・・・おっとその前にまずコラボビール「2002」を注文しなくっちゃ。
クリアな黄金色のビールに鼻を近づけると、ふわり華やかな香り・・・そして一口。すっきりして飲みやすい!!仕事帰りの身体にも優しく、いくらでもごくごく飲めちゃいそう。蒸し暑い日本の夏にぴったり、飲めばリフレッシュできる!そんな味わいでした。
「2002」にあう軽いおつまみを聞き「塩麹豚とルッコラのサラダ」ハーフサイズを注文。お味の相性は「爽やか×爽やか」同士、グッドペアリング!
「くにぶる」醸造長の斯波克幸さんに、お話をうかがいました。
──メトロミニッツさんからオファーがあった時の感想はいかがでしたか?
「お電話を頂いたのですが・・・嬉しかったです!!『クラフトビール特集』担当の松島さんは、電話だけでなく実際にブルワリーに来てくれて。お話を伺いお祝いビールにふさわしいビールにしようと、一緒にレシピをじっくり練り上げました」
──今回のクラフトビールについて教えてください。
「ビアスタイルは『Brut IPA(ブリュットアイピーエー)』と言います。
基本的に『IPA』と名前のつくビールはアルコール度数が高く7%前後のものが多い。そういった高アルコールビールは、ホップ等の香りをつけやすいんです。ですから飲むと香りに包まれるような感覚になれる、それが大好きというクラフトビールファンは多いです。ただ、高アルコールビールは、飲み続けるのは難しい場合もありますよね。
一方、Brut IPAはアルコール度数は5%前後でドリンカビリティが高い、つまり飲み飽きず更にもう一杯飲みたくなる、さっぱりとした味わいが特徴。私自身も好きなスタイルで、くにぶるで醸造するのは今回2回目です。
ビール醸造には『麦汁の中の糖分を酵母に食べさせ、アルコールと炭酸ガスを生み出させる』発酵という行程があるのですが、どれくらいの量を食べさせるかも味わいの特徴につながる。
Brut IPAを造る際には、糖分を”ほぼ全て”食べさせるんです。よって甘味がなくなりスッキリとしたビールになります。その反面、味わいが”水っぽく”なりやすい。 そうならないよう考えてビールレシピを組み立てました。
口に入れたらスッと無くなるような、サッパリ感を味わってもらえるのと同時に、しばらく口の中の香りを楽しめるように。フルーティーなアロマやフレーバーの”余韻”を感じて頂けるようなビールを造り上げました。多くの方に楽しんでもらえるビールに仕上がったのでは、と思います」
メトロミニッツ編集長の古川さんにお聞きしました。
──今回のコラボビールを企画したきっかけはなんだったのでしょう?
「きっかけは・・・実は僕からでなく、特集担当の松島から。
メトロミニッツでは各編集者がそれぞれの専門分野を担当しています。『お酒とローカルフード』担当の松島に、今回20周年記念の企画を頼むことを伝え、自由に任せていたところ
『クラフトビールを造ります』
と突然言われ、えっ?と驚きました。同時に頼もしく思いました。彼女と一緒に仕事することによって、僕自身が、日本の美味しいものの最前線、今とても熱い『クラフトビール』の現場に関わることができて・・・『特等席』に座っているような気分です」
特集担当の松島さんにもうかがいました。
──なぜ今回『クラフトビール』に焦点を当て、更には造ろうと思われたのですか?
「もともと”ビール”を特集のテーマにすることは、決めていたんです。暑い夏にぴったりのお酒ですから。そして最近非常に盛り上がってる”クラフトビール”は、自由度が高く面白いお酒。そして日本の各地にどんどんブルワリーが出来ていることにも注目していました。
『日本のローカルを東京に届けたい』がメトロミニッツローカルのテーマ。ローカルなクラフトビールは特集テーマにぴったりだと思いました。
ただ私自身、ワインを愛飲していてクラフトビールにはそんなに詳しくなくて。
『どうしよう?』と、実は、ワインを飲みながら話していた際、ワイン通の友人が『良い店がある』と、こちらザ・ドードーハウスさんを教えてくれたんです」
「そして、オーナー大藤さんにクラフトビールについて教わるうちに『記念ビール』を造るアイデアも頂き、お店の”常設ブルワリー”くにぶるさんをご紹介しますと言って頂いて。
・・・コラボのお願いの電話をかけた時は、かなり緊張しました!」
こうして誕生した記念すべきクラフトビール。仕込みには古川さんと松島さんも参加!その様子はメトロミニッツ235号に紹介されています、手に取れる方はぜひチェックしてみて!
以下ウェブサイトでは特集のダイジェスト版をご覧いただけます。
🔳6/20発売!メトロミニッツ20周年記念オリジナルクラフトビールhttps://www.ozmall.co.jp/metromin/article/31480/
※数量限定のボトルビール販売店、樽生を提供するお店情報も上記リンクサイトに紹介。
なおメトロミニッツ235号には、20周年記念のさらなるスペシャルイベントが紹介されていました。
2022年7月10日まで『メトロミニッツの秘密基地』と名付けたリアルショップを東京築地にて限定オープン!ネットでは買えない、ローカルのいいモノをそろえたお店です。今回の記念クラフトビールも用意していたそうですが、瞬殺で売り切れてしまったとか。
とはいえ古川編集長や、松島さん、その他のメトロミニッツの編集担当のみなさんが日替わりで店番されるのは貴重な機会。色々なお話を聞けるチャンスです、お近くの方はぜひ足を運んでみては?
🔳【期間限定】メトロミニッツのお店「metromin.(secret)BASE」がオープン!
https://www.ozmall.co.jp/metromin/#design_event
又、次に都内に出かけたらメトロミニッツをゲットし、気づきをもらおう。そして、改めて「日本の良いもの」に目を向けていきたい。久しぶりに日本のローカルエリアを旅したい。新しくてまだ味わったことのない素敵な国産クラフトビールにも出会いたい!
そんな気持ちになれているのは、きっと、飲ませて頂いたコラボクラフトビールと、雑誌を飛び出して開催された「お披露目会」のおかげ・・・やっぱりビールイベントって良いものですね!
metromin.(メトロミニッツ)
https://www.ozmall.co.jp/metromin/
KUNITACHI BREWRERY(くにぶる)
https://kunitachibrewery.com/
THE DODO HOUSE(ザ・ドードーハウス)
https://www.craft-thedodo.com/
※写真は全て筆者撮影
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。