2019年にエチゴビール株式会社（以下、エチゴビール）から限定醸造発売して好評だった「紅茶香るインディアペールエール」が3年ぶりに復活します。

「紅茶香るインディアペールエール」ってどんなビール？

「紅茶香るインディアペールエール」は、色々あるビールの種類の中でも人気があるインディアペールエール（IPA）をベースに、紅茶の茶葉を使用した商品です。

IPAと紅茶という異なる嗜好品を組み合わせることで、今までにない味わいを提案すると共に、ファンの幅が広い紅茶を使うことで、クラフトビールのファン層を広げたいと考えて開発されました。

特長は、豊かなホップの香りの中にほんのり紅茶のニュアンスが感じられ、しっかりとした麦芽の味わいの後、 爽やかに抜けていく後味が楽しめるということです。

異質な者の仲良しさと紅茶の産地を走る山岳鉄道をイメージ

パッケージデザインは、エールビールと紅茶の本場であるイギリスでなじみのあるハリネズミとインドを表すインド象が仲良し共演。優しい気持ちになるデザインを目指しています。ハリネズミは、イギリスでは人気の野生動物で、出会うと幸運がつかめると言われています。

背景の鉄道は、「紅茶香るインディアペールエール」で使っている紅茶の産地、ニルギリ（南インド）を走る山岳鉄道をイメージ。ニルギリ山岳鉄道はインド最古の山岳鉄道のひとつで、ダージリン・ヒマラヤ鉄道と共に、世界遺産「インドの山岳鉄道群」を構成しています。

じっくりと紅茶とIPAの苦味を味わってほしいビール

今回、エチゴビールさんより試飲をする機会をいただいたのでテイスティングをレポートします。

色は紅茶を思わせる深めのブラウン。濁りはなくきれいです。香りはみかんといった柑橘類を思わせる香りやカラメル紅茶の香りが感じられました。グラスから弾けるように香る強さではなく、グラスに鼻が近づけると香ってくるレベル。「紅茶のビールだ」と認識できるので「味はどんな感じだろう？」と期待が膨らみます。

そして、味ですが、口に含むと最初に甘味が強めのカラメルフレーバーがゆっくりと広がり、その奥から深みのある紅茶のフレーバーが現れてきます。後味はIPAらしいしっかりとした苦味を感じましたが、直ぐに引いていくので次の一口が促されます。液温が上がってくると甘味でマイルドになる印象です。少しずつ表情が変わっていくので個人的にはじっくり飲んでみてほしいと思います。

アルコール度数4.5％ですが、後味にしっかりした苦味があるのでボディはしっかりしている印象でした。次はティータイムに甘めのクッキーと一緒にゆっくりいただいてみたいと思います。

アメリカンIPAのような柑橘やトロピカルなアロマやフレーバーが全開ではなく、モルトのフレーバーも楽しめるビールだった。

「紅茶香るインディアペールエール」の発売は2022年10月21日（金）です。今回も数量限定販売となります。前回飲んで「また飲みたい！」と思っていた方や「飲んでみたい」と気になる方はチェックしておいてください。

紅茶香るインディアペールエール 商品概要

品目：ビール

原料：大麦麦芽、ホップ、紅茶

アルコール度数：4.5％

容量：350ml缶

参考価格：306円（税込）

※数量限定の醸造です。無くなり次第販売終了となりますので予めご了承ください。

エチゴビールウェブサイト