ビール1本と水(お茶とミネラルウォーターを含む)だけの1日
はじめに
3大宗教には大なり小なり断食修行があります。時期も宗教によって違いますが、今回はベルギービールを造っている修道士が断食の期間ビール1本と水(お茶とミネラルウォーターを含む)(以下水と記載します。)で修行をしていると知り、信仰心は無いものの、好奇心で1日だけ実践してみました。又実践は、3食ビールとなるため休日に行いました。
使用したビール
本来であれば、修道士が飲むビールを使用すべき(「ロシュフォール6」・「シメイゴールド」等)ですが、今回は「ロシュフォール・トリプル・エクストラ 」を使いました。3食でビール1本(330㎖)とするため、計りを用いて平均110㎖になるようにしました。
実践
日程
前日
次の日の朝に胃に食物が入って無いようにしました。
21時より水だけ摂取。就寝22時
当日
9:00起床及び体重測定
9:30朝食ビール(111㎖)とミネラルウォーター2杯
10:00~14:00農作業(サクランボの枝切り)途中お茶2杯
14:30昼食ビール(119㎖)とミネラルウォーター2杯
15:00~19:00休憩途中お茶3杯
19:00夕食ビール(100㎖)とミネラルウォーター2杯
19:30~22:00自由時間途中お茶4杯
22:30就寝・体重測定
翌日
9:00起床及び体重測定
結果及び考察
結果
1日の断食に成功しました。
考察
1・トラピストビールならどれを使用しても良いと思いは間違っていました。
今回使用した、「ロシュフォール・トリプル・エクストラ 」のアルコール度数は8.1%あり、高アルコールです。つまり、空腹時に飲むと胃にしみる感覚を覚えました。もしこれを断食の期間中続けるなら、胃腸を壊す恐れがあると感じました。修道士が断食期間中飲むビールは低アルコールですので胃にしみるような感覚が無いかと思われます。
2・朝食と中食時にビール飲んだ直後は高アルコールのため胃が少し熱くなりましたが、30分位すると空腹感は無くなり普通に食事をした感覚になりました。夕食時は先に記載した通りアルコールが胃にしみる感じがし、空腹感が強くなりました。
3・断食の際には、ミネラルウォーターが非常に助かりました。今回使用したミネラルウォーターは、「ゲロルシュナイダー」と言うドイツの炭酸水です。炭酸なのでお腹は膨れますし、カルシュウム等のミネラルが多いため、牛乳の様な甘みを感じます。「コントレックス」でも良いと思います。とにかく、ミネラル分の多いミネラルウォーターでなければ、辛いことになるのではと思いました。
4・断食で3食食べなければ、かなり体重が減るのではと言う思いは見事に玉砕しました。
理由としては、アルコールだけで食べ物を摂取しないことで代謝が悪くなったこと、空腹時水分を飲んでいたため、むくみを生じてしまいました。つまり、この結果でも、高アルコールのビールは断食には適しないと思いました。また、1日だけで体重減の結論は出せないとも感じました。
しかしながら、断食することで体が軽くなった気がします。
さいごに
今回体験したことの反省を生かして、今度は修道士が実際に飲むビールで体験してみたいと思います。
最期になりましたが、実践に協力して頂いた妻に感謝します。実践の際に妻はロシア風のポスト(体の浄化する事。いろいろなやり方がありますが、今回はリンゴ1個と水だけで過ごす方法を用いました。)をしました。
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。