「COEDO BREWERY THE RESTAURANT」でクラフトビールと中華料理を堪能しよう!
埼玉県川越市。江戸の雰囲気を残す蔵造りの町並みと江戸天下祭の影響を受けた山車祭りがあることから「小江戸」と呼ばれています。池袋駅から約30分とアクセスも良く、日帰りで観光ができる人気のスポットです。
ビール業界で川越というとCOEDO BREWERYを思い浮かべる人も多いと思います。2020年7月には、川越駅西口から続くデッキの先にある「U_PLACE」にレストランを移転。新たに「COEDO BREWERY THE RESTAURANT」をオープンしました。
こちらの店舗では、COEDO BREWERYの定番ビールと創作アジアンフレンチ料理が楽しめるほか、ここでしか飲めないハウスエールや限定ビールをいただくことができます。
今回は、「COEDO BREWERY THE RESTAURANT」について広報担当の田邊真さんと総料理長の長瀬和雄さんにお聞きします。
目次
町にあるブルワリーレストランとして身近な存在になりたい
「レストランは、ラテン語で『回復させる』という意味があり、そこから『回復させる所』を意味する言葉が生まれました。私たちも地元の人たちにおいしいビールと料理を提供して元気になってほしいと思い「COEDO BREWERY THE RESTAURANT」と名付けました」と田邊さん。
また、「ブルワリーのある街づくりの共創」を目指していて、レストランでビールや料理を楽しむだけではなく、併設の「COEDO KIOSK」ではビールをテイクアウトすることができます。
田邊さんによると、町のブルワリーレストランとして川越の人たちにとってカジュアルに利用してもらい、「もっと暮らしを楽しんでもらいたい」と話します。
創作アジアンフレンチとビールの組み合わせを堪能してほしい
「COEDO BREWERY THE RESTAURANT」のメニューは、餃子や焼売、小籠湯包といった點心をはじめ、豚ヒレ肉と根菜の酢豚、川越黒豚角煮といったメイン料理やたっぷりトマト麺、中華粥といった締めの食事まで幅広くあります。
中華料理にビールを組み合わせることについて聞いてみると、「中国ではビールを料理と一緒に合わせることは少ないです。多くは白酒(ばいちゅう)というアルコール度数が高い白いお酒を飲みます。紹興酒も飲むことは少ないです」と長瀬さん。
中華料理の本場中国にはないスタイルは、「日本でも新鮮だと思います。創作アジアンフレンチとビールの組み合わせを堪能してほしいです」と長瀬さんは言います。
ビールが進む。料理が進むペアリング
長瀬さんにお勧めのペアリングを聞いてみました。
「麻婆豆腐と紅赤。海老のマヨネーズ和えと毬花を試してほしいと思います」
麻婆豆腐は甜麵醬という味噌を使用しており、長瀬さんによると「味噌と紅赤の相性が良いです」と言い、マヨネーズで炒めた海老のマヨネーズ和えは、「エビの甘さと毬花の風味が意外に合います」。
麻婆豆腐×紅赤
麻婆豆腐は、山椒などスパイスの香りが華やかで、香りから辛さを感じます。それと同時に食欲が増進されます。しかし、食べてみるとひき肉のしっかりした甘味と旨味からか辛さはマイルドに感じました。ひき肉は弾力があって食べ応えがあります。豆腐もしっかりとした食感です。マイルドな辛さなので、辛味が苦手な人でも楽しめる麻婆豆腐だと思います。
紅赤と合わせてみると、麦芽とさつまいもの甘味が少し強調されてリッチ感が増す印象がありました。ビールの甘味が麻婆豆腐の辛味を包んでくれるので、飽きることなく食べられました。
麻婆豆腐の風味をビールで洗い流すのではなく、包み込んでまとめるというのが良かったです。この辺りは甜麵醬の効果なのかなと思いました。
海老のマヨネーズ和え×毬花
海老のフリットにオリジナルマヨネーズがたっぷり絡んだ一品。マヨネーズが好きな人にはたまらないフォルムでしょう。甘酸っぱいマヨネーズの香りとエビの香ばしい香りがたまりません。噛むと甘味が強めのマヨネーズの中から海老の甘味や旨味が出てきます。
毱花と合わせてみると、海老のマヨネーズ和えの濃厚な味をビールのキリッと苦味が全体をまとめてくれます。
こちらはビールが料理をスッキリさせることで、次の一口が促される組み合わせでした。
毱花とのペアリングは、「焼売とも相性が良いです。合わせてみてください」と長瀬さん。
併設する「COEDO KIOSK」でビールのテイクアウトも可能。
冒頭に記した通り、「COEDO BREWERY THE RESTAURANT」には、1度に最大1000Lのビールを造ることができるブルワリーとテイクアウト専用店舗の「COEDO KIOSK」を併設しています。こちらのブルワリーでは、主に限定ビールを醸造しているとのこと(一部の限定ビールは東松山のブルワリーでも醸造)。
また、レストランの横にはビールをテイクアウトできる「COEDO KIOSK」があり、グラウラー(炭酸対応の水筒)を持っていけば量り売りも対応してくれます。容器がない方は、ペットボトルに入れてくれるほか、一部の商品はボトルも販売しています。特にレストランでしか飲むことができない「ハウスエール」は、「COEDO KIOSK」でないと持ち帰ることができません。
最後に田邊さんからメッセージをいただきました。
「レストランでは引き続き地域の方に楽しんでいただきたいですし、遠方の方にも利用して欲しいです。川越は新宿からもアクセスいいのですし、羽田空港からもバスが出ています。ぜひ足を運んでいただけると嬉しいです」
地域の方たちには日常的に食事を楽しめる場所に。遠方のクラフトビールファンには、観光とセットで楽しむ場所に。様々な用途に合わせて利用ができる「COEDO BREWERY THE RESTAURANT」。まだ訪れたことがない方、COEDOのビールと創作アジアンフレンチを味わってみてください。
Special Thanks 南原 卓也
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◆COEDO BREWERY THE RESTAURANT / COEDO KIOSK
住所:川越市脇田本町8番地1 U_PLACE 1F
電話:050-5486-0398
営業時間:月曜~金曜 ランチ11:00~15:30(L.O.14:30)ディナー16:30~22:00(L.O.21:00)土曜・日曜・祝祭日11:00~22:00(L.O.21:00)
◆COEDO BREWERY
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。