醸造技術がオンラインで学べる!「学ビア開催」2023.1.23開催
「ビール造りを勉強したいけど学ぶ場所がない」
日本にはビールを専門的に学ぶ学校がありません。多くのブルワーは、就職先で実践を通じて学ぶか、研修を受け入れているブルワリーを探して知識・技術を研鑽しているのが現状です。
このような悩みをもつブルワーたちに対して、日本クラフトビール業界団体連絡協議会は、より品質の良いビールをファンへ届けるための勉強会「学ビア(まなびあ)」を2023年1月23日(月)に開催予定です。
一緒に学ぶことで悩みを共有し、共にステップアップしていく
2022年12月現在、日本には600を超えるブルワリーがあります。その中には1人で醸造を担当しているブルワリーもあり、醸造方法や設備トラブルなど気軽に相談をすることが難しい人たちもいます。特にコロナ禍でブルワー同士の繋がりも希薄になっています。
こうした現状を打破すべく「学ビア」では、オンラインによりビール醸造の基礎を学び、より実践的なノウハウをグループワークを通して学びます。
今回は、1回の最大仕込み量が200L以下のクラフトビールメーカーに務めるブルワー、または今後、具体的にブルワリーの立ち上げを計画されてる方を対象です(仕込み量200L以上の方も受講ですが、小規模事業者様の受講を優先)。講義内容は、醸造の学び方・概念やHACCP、醸造時の注意点、オフフレーバーなどビールを造るために欠かすことができないポイントについて学べます。
オンラインセミナー後は懇親会もあり、交流を深めることも可能です。
初回の講師を務めるのは、世界のビール品評会で受賞歴のあるヤッホーブルーイング製造部門統括GDの森田正文さん(ニックネーム:もーりー)。経験豊富なブルワーに日常の業務で悩んでいることを質問できる良い機会だと思います。
セミナータイムスケジュール
9:00〜10:00 チェックイン
・主催者紹介
・研修の目的、背景、進め方
・グループワーク(30分)
10:10〜10:40 醸造の学び方、概念
・学びのピラミッド
・学習ソースの紹介
10:50〜12:00 ブルワリーにおけるHACCP
・重要性の理解
・HACCPの考え方
・危害要因分析をしてみよう
13:00〜15:20 醸造工程と最重要管理ポイント
・洗浄(CIP、湯殺菌)
・原料管理とミリング
・仕込み
・発酵管理
・容器詰め
15:30〜16:15 オフフレーバーの種類と制御
・代表的なオフフレーバーの紹介と抑制
16:20〜17:00 チェックアウト
・まとめ
・振り返り(気づき、得た事、疑問点、これからどうする)
・総合質疑、議論
17:00〜18:30 懇親会(任意)
※やむを得ない事情でタイムスケジュールが変更になる場合もあります。くわしくは学ビアウェブサイトにご確認ください。
参加費は1人33,000円(税込)。申込は2023年1月20日(金)までとなっています。
すでに定員の8割の応募があり、締め切りが近いので受講を希望される方はお急ぎください。
実施概要
開催日時:2023年1月23日(月)9:00〜17:00(懇親会あり)
受講方法:ZOOMを使ったオンライン講座
受講費用:33,000円(税込)/人
定 員:20名(残り4名ほど)※1/16現在
申込方法:こちらの応募フォームよりお申込みください。
申込締切:2023年1月20日(金)
主 催:日本クラフトビール業界団体連絡協議会
<新たに2団体が賛同>
さらに日本クラフトビール業界団体連絡協議会からの発表によると、この度、協議会には日本の地ビールを支援する会(JCBS 理事長:青木辰男)とジャパンクラフトビアパブ協会(JCBPA 会長:田中慶)が賛同。2025年の「ビアEXPO」開催に向けて活動をしていくとのこと。
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。