[イベント]2023.3.3

JBJA PRESENTS JAPAN BREWERS CUP 2023審査会!結果発表

ビールに愛された皆さまへ

2023年3月2日、横浜ハンマーヘッドにて、ブルワーによってビールを審査するJAPAN BREWERS CUPという審査会が行われました。

一般社団法人日本ビアジャーナリスト協会PRESENTS JAPAN BREWERS CUP 2023

ビール醸造家=ブルワーによるビールの審査会は、日本ではこのブルワーズカップだけです。

チェコの審査会を踏襲したブルワーが選ぶビール

チェコの審査会によると、一般的なビアアワードの方式とは異なります。

ノーディスカッション(グループ討議なし)で、完全順位制で決めます。

『ブルワー目線で、そのビールが技術的に優れていて、且つJAPAN BREWERS CUPとして表彰するに値するか』

という基準で1~12位までの順位を付けていきます。出品ブルワリーがプライドを持ってそれぞれに出品した意思を尊重し、審査を進めていきます。

ただし、出品している審査部門の基準からかけ離れていると、審査対象から外されるという厳しさもあります。

審査についての詳細はこちらをご参照ください→JBC2023審査会について:JAPAN BREWERS CUP

実際に使用されている用紙もチェコの審査会の様式を踏襲している。

優れている順に数字を書いていくので、その審査を行ったブルワーのジャッジペーパーを集めて集計し、数字が少ないほど順位が上ということになります。

そして上位3位までが、1回戦、準決勝、決勝と進みます。(今回IPAは出品数が多かったので1回戦・2回戦・準決勝・決勝とありました)

中欧・東欧の地域のブルワーさんたちがシャイだから、このような形式になっていったという説があるそうです。

今回の審査ビール

・淡色ラガー部門(Light Lager category)60銘柄
・淡色エール部門(Light Ale category)64銘柄
・IPA部門(IPA category)126銘柄
・小麦部門(Wheat category)51銘柄
・濃色部門(Dark category)75銘柄

そして、審査するブルワーは今年は史上最高の104名が参加しています。

和やかな雰囲気の中で

3年ぶりの開催ということもあり、コロナ前は毎年このブルワーズカップで、それ以外でも各地のビアイベントで、通年で顔を合わせていたブルワーの皆さまが、久々に一同に会した今回のブルワーズカップ。待機場所のエリアでは、皆さんが終始和やかに談笑する姿が見られました。

同じブルワーとして長い付き合いになると気心のしれた親友のようです!北谷ハーバーブルワリー眞境名さんと湘南ビールの筒井さん

もちろん、審査が始まりと、審査席では真剣に取り組んでいらっしゃいます。

真剣になる理由

審査中は真剣そのもの

6~12銘柄の同じもしくは近しいビアスタイルのビールを並べると、一番おいしいビールと、そうでもない下位のビールはすぐに好みで振り分けが可能だそうです。でも、上位下位ではない中間のところに位置するビールの順位は、実は他の人も迷う部分でもあり、それが次の回に進めるのかどうかに大きく影響してしまうのだそうです。

なので、すべての順位を決めるのに、ブルワーの皆さまは最後の数字を書き入れるまで、本当に真剣に取り組んでいました。

 

審査結果発表

ブルワーズカップの後のビールフェスで、会場が大盛り上がりの中、表彰式が執り行われ、結果の発表がありました。

・淡色ラガー部門(Light Lager category)

1.Y.MARKET BREWING ーWhat the HELL

2.妙高高原ビール ーPilsner

3.HAMAMATSU BEER   ーHelles

4.サッポロビール ーサッポロGOLD STAR

5.NUMBER NINE BREWERY ーHoppy Pilsner

6.富士桜高原麦酒 ーピルス

・淡色エール部門(Light Ale category)

1.伊勢角屋麦酒 ーXPA

2.Tokyo Aleworks ーSwipe Right American Pale Ale

3.Chuckanut Brewery ーKolsh

4.NUMBER NINE BREWERY ーHammer Head Ale

5.open air 湊山醸造所 ーcosmic cat

6.横須賀ビール ーDOBUITA HAPPY

・IPA部門(IPA category)

1.勢角屋麦酒 ーIPA

2.伊勢角屋麦酒 ーHasy IPA

3.DevilCraft Brewery  ーHeliosaurus

4.Rise & Win BREWING CO. ーKIKK IPA 2022

5.REVO BREWNG ー横浜家系IPA

6.RIO BREWING & CO. ーETERNAL

 

小麦部門(Wheat category)

1.富士桜高原麦酒 ーゆずヴァイツェン

2. スプリングバレーブルワリー ー東北魂ホワイト

3.株式会社ヤッホーブルーイング ー軽井沢高原ビール2023限定 Fruity White Ale

4.横須賀ビール ーHASSE MITSUMUGI WHEAT

5.RIO BREWING & CO. ーUTOPIA

6.月夜野クラフトビール ーロマンの里ヴァイツェン

・濃色部門(Dark category)

1.Anglo Japanese Brewing ー 一望千里

2.Fremont Brewing  ーBourbon Barrel Aged Dark Star

3.Georgetown Brewing ー9 LB.Porter

4.横浜ベイブルーイング ーベイダーク

5.鎌倉ビール ー花

6.横浜ビール ーマシュマロフリーク

 

各部門の入賞のみなさま、おめでとうございます!

ビールフェスは2023年3月3日(金)~5日(日)の3日間

熱い審査会の後の、開放的なビールフェスのイベントで、ビールの作り手と飲み手の距離が一気に縮まるブルワーズカップです。

各ブースのブルワリーの方に挨拶をしたり、ビール好きな友達とおいしいビールを楽しみ、ステージパフォーマンスも音楽やお笑いなどのライブで盛り上がります!

イベント詳細はこちらの公式サイトをどうぞ!最新情報:JAPAN BREWERS CUP

 

また来年も参加したくなるような、そんなジャパンブルワーズカップです。3年越しの楽しさを、ぜひ味わってください。

 

※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

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この記事を書いたひと

MJ

ビアジャーナリスト/Youtube JBJA Channelプロデューサー

ビールと昆虫とリコーダーと天然石が大好きです。JBJAではイベントサポートやBJAチューターも楽しんで取り組んでおります。人に寄り添う記事作成を心がけ、JBJA公式動画サイトJBJAchannelではMCを担当しております。
JBJA公式動画サイト:YouTube JBJAチャンネル

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