Far Yeast Brewingらしさを表現したラガースタイル「Far Yeast 2B Continued」発売中
「ベルゴ=ジャパニーズ」を基調としたエールスタイルを中心に造るFar Yeast Brewingからラガースタイルのビールが登場しました。
目次
過去のラガースタイルのビールって?
これまでFar Yeast Brewingのラガースタイルは、「WEST BOUND 4th/5th IndiaPale Lager」(2021年発売)、忽布古丹醸造とのコラボレーション「Paykar Sour IPL」(2022年発売)、そして、2023年5月に発売したタイのディストリビューターBeervanaとのコラボレーション「ARAN Wood Aged Pilsner」があります。
特に「ARAN Wood Aged Pilsner」では、タイに輸出するために長期間保存が可能な容器内二次発酵醸造のラガースタイルに初挑戦しています。
容器内二次発酵とは?
今回の「Far Yeast 2B Continued」でも容器内二次発酵の製法を採用。彼ららしいラガースタイルに挑戦です。
容器の中で二次発酵させる製法はベルギーのビールでみられ、日本ではFar Yeast Brewingの他には静岡県のベアードビールなどが取り入れています。
容器内二次発酵は、一次発酵を終えたビールをや樽に充填する前にもう一度酵母と少量の糖分を加えることで、容器内での二次発酵を促す製法です。
人工的なカーボネーション(液中に炭酸を加える工程)とは異なるやわらかな炭酸と豊かな風味が生まれるのが特徴です。さらに容器内に残る酸素が発酵の過程で消費されるため、酸化によるビール劣化のリスクが大幅に抑えられて、長期間の品質保持が可能となるメリットがあります。
伝統的なジャーマンピルスナーをアレンジ
「Far Yeast 2B Continued」は、伝統的なジャーマンピルスナーに、スパイスが効いた酸味やメロンのようなアロマをもつと言われるホップ「Lorien(ロリエン) 」をメインに、アメリカンホップを掛け合わせています。
スパイシーかつ花やシトラスのようなホップアロマが穏やかに香り、食中酒だけでなくビール単体でも楽しめると言うことです。
商品名の「2B Continued 」は、「To be continued」にかけて、二次発酵によってさらに進化を続けるビールへの期待を込めています。
テイスティング&ペアリングチャレンジ
ここからは飲んでみての感想とペアリングです。今回はラガースタイルということで、シンプルに焼き鳥(もも・塩)を合わせてみました。
ビールの色はきれいなゴールド。グラスからは、みかんやオレンジ、花の蜜のような甘い香りと微かにスパイシーな香りを感じました。口当たりはすっきりとしていて、口に含むと柑橘系のフレーバーが軽やかに広がり、軽い苦味が後味の爽快さを演出してくれます。
柔らかい炭酸の効果なのか、柑橘系のフレーバーも優しく感じました。
焼き鳥との相性も良かったです。焼き鳥を食べた後にビールを含むと肉の脂を流してさっぱりしてくれるのと、柑橘を思わせる甘みと苦味が増してフレーバーを引き立ててくれました。
全体的に穏やかな印象のビールなので、食前酒としても食中酒としても楽しめると思います。
「Far Yeast 2B Continued」は、数量限定販売で公式オンラインストア、酒販店で購入できる他、全国のビアバー、飲食店で飲むことができます(仕入れや開栓情報については各店舗にお問い合わせください)。
容器内二次発酵のラガースタイルというFar Yeast Brewingの新しいチャレンジ。皆さんも体感してみてください。
Far Yeast 2B Continued 商品概要
品目:ビール
原材料:麦芽(ベルギー製造、ドイツ製造)、ホップ、糖類
スタイル:Can Conditioned Lager
アルコール度:5.0%
IBU: 20
仕様:350ml缶
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。