[イベント,テイスティング,ブルワー,新商品情報]2023.6.23

ベアレン醸造所のかぼすラードラーと山葡萄ラードラー 数量限定で発売中!

6月に入り、ベアレン醸造所(岩手県盛岡市)から2種類のラードラーが販売されています。
6月15日に発売されたのは「ベアレン かぼすラードラー」。その前週の7日には「ベアレン 山葡萄ラードラー」が発売され、いずれも数量限定となっています。
「ラードラー」とはドイツ語で「自転車乗り」の意味で、ドイツで夏場を中心に飲まれる、ビールのレモネード割りのこと。カクテルのような味わいですが、世界的にはビールと同じようにメニューに表記され、その確固たる地位を築き上げています。
ベアレン醸造所でも、レモンラードラーは缶の定番商品として年間を通して販売しています。

6月15日発売 ベアレン かぼすラードラー

かぼすとは?

かぼすは大きさがテニスボールほどある、濃い緑色をしたミカン科の果実。柑橘類ならではのフレッシュな香りとさわやかな酸味が特徴です。また、クエン酸、ビタミンCをタップリ含んだ天然のサプリメントとしても注目を集めています。
料理に香りや酸味を添えるために使用するほか、果汁をそのままジュースにしたり、レモン汁の代わりに飲み物に加えたりと使い方はいろいろ。ポン酢やこしょうなどの調味料にも加工されます。

ベアレン かぼすラードラー


「ベアレン かぼすラードラー」は、国内生産シェア率 98%を誇る大分県産のかぼす果汁を使用したラードラー。大分と岩手とをつないでいる製品でもあります。
レモンラードラーと同様の醸造技術で製造されていますが、フレッシュなかぼす果汁を加えた一杯はレモンとはひと味違った和柑橘ならではのまろやかな酸味が心地よく、青々しさや渋みが味に複雑さを与え、レモンラードラーとはひと味違った仕上がりとなっています。
香料は無添加。糖類も入っていることから、ほんのりとした甘さとたっぷりとした清涼感を感じることができます。

ラードラーは「甘いビアカクテルのような味わい」で「女性やビールが苦手な方でも飲みやすい商品」という表現がされていることも多いですが、「ベアレン かぼすラードラー」は、フレッシュなかぼすを使用しているためか清涼感が先にたち、感じる甘味は少し控えめです。暑くなっていくこれからの時期には特にお勧めできる味わいです。
もちろんビールが苦手な方にもお勧めしやすいビールですが、ビール好きな方にも「最初の一杯」として、または「ビールを飲んでいる途中でちょっと気分転換」として、ぜひ飲んでいただきたいと思います。

商品概要

〇原材料:麦芽、糖類、かぼす果汁、ホップ
〇スタイル:ラードラー
〇アルコール度数:2.5%
〇希望小売価格:452円(330mlボトル・税込)

6月7日発売 ベアレン 山葡萄ラードラー

岩手県野田村産の山葡萄

ベアレン 山葡萄ラードラーは、副原料に国産レモン果汁に加えて、岩手県野田村産の山葡萄果汁「紫雫(しずく)」を使用することにこだわって醸造している爽やかなラードラーです。
岩手県は全国一の山葡萄産地で生産量の約半分を占めています。中でも野田村のある岩手県北・久慈地域は、県の生産量の4割を占める有数の山葡萄産地です。野田村は、三陸沿岸特有の冷涼な気候「やませ」によりじっくりと成熟が進むため、糖度が高い良質な山葡萄が育ちます。

ベアレン 山葡萄ラードラー


ベアレン醸造所が醸造する3つのラードラーのうち、数量が少なく、他のラードラーと比べてラグジュアリーな要素を持つこのラードラーは、「地域の未来創造と産業振興に関する連携協定」(地域連携協定)を結ぶ岩手県野田村産の山葡萄果汁を使用しています。
普通のぶどうに比べて8倍ものポリフェノール、3倍の鉄分、4倍のビタミンCを含むこの山葡萄はとても小さく可食部が少ないため、搾れる果汁もとても少量です。
この山葡萄の果汁を麦芽よりも多い比率で使用し、レモン果汁のブレンドにより爽やかな酸味を感じることが出来ます。ラードラー用に仕上げたビール自体の苦みはほとんど感じず、ビールが苦手な方でも楽しめます。
販売本数は通常の季節限定商品より少ないため、贈答用や普段の家飲みをちょっと贅沢に演出するのにもおすすめです。

岩手県野田村で飲んできた

岩手県野田村は岩手県の北東部沿岸に位置する、豊かな自然環境を誇る人口約4000人の村です。
ホタテやワカメなどの三陸の海の幸が豊富。特産の荒海ホタテは、潮の流れが速く水質がきれいで餌となるプランクトンが豊富な外海で育てられ、身が美しく貝柱が肉厚な甘味のあるしっかりとした味わいのホタテです。
昔ながらの方法で作られるのだ塩は、海水のミネラル分がたっぷり含まれていて、素材のおいしさを引き出すまろやかで優しい味が特徴です。

ベアレン 山葡萄ラードラーは、盛岡市内でも樽生では飲むことができず唯一飲めるのが野田村です。
今年はその野田村で開催された「ベアレン×野田村ビアフェスト」(6月18日開催)に行って飲んできました。

自分で注ぐスタイルがベアレン流


鮮やかな赤紫色で泡にも色があります

芳醇な甘みとコク、酸味があるので、他の2つのラードラーと比べるとしっかりとした味わい。他のビールを飲んだあとに味わっても、深さを感じることが出来ました。
アルコール度数が低いこともあり、ビール好きな方だけでなくビールが苦手な方でも美味しく味わえるため、現地でも大人気。あっという間になくなってしまいました。
気になる方は、ぜひ来年は現地へ。一緒に山葡萄ラードラーで乾杯しましょう!

緑広がる芝生もあり、最大5時間飲み放題です

商品概要

〇原材料:山ぶどう果汁(国内製造)、麦芽、糖類、レモン果汁、ホップ
〇スタイル:ラードラー
アルコール度数:2.5%
希望小売価格:573円(330mlボトル・税込)

どちらの製品も、主な販売先は、北山工場直売所、県内外スーパー、酒販店、県内百貨店、アンテナショップなどになります。お近くで手に入りにくい場合は、ベアレンWebショップでも取り扱いがありますのでご利用ください。
今の時期なら3種類のラードラーを飲むことが出来ます。この機会に、是非飲み比べもしてみてくださいね。

3種類が飲めるのは今の時期だけです!

株式会社ベアレン醸造所
〒020-0061 岩手県盛岡市北山1丁目3-31
問い合わせ:info@bearen.jp
webショップ本店 https://baeren.jp/

*注意書きのない写真はベアレン醸造所の提供になります

かぼすラードラーベアレン醸造所山葡萄ラードラー岩手野田村

※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

(一社)日本ビアジャーナリスト協会 発信メディア一覧

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この記事を書いたひと

きただ ともこ

ビアジャーナリスト

ビールと旅と野球観戦が大好きです。
主に、ビールがどんな土地で造られてどんな感じで飲まれているかに関心があり、気になるビールが出来るとその地元を訪ねたくなります。日本全国たまには海外にも足を運び、特に国内は岩手、海外は韓国のクラフトビールに注目してきました。
ビール好きがきっかけで岩手にどっぷりはまり、2019年4月から岩手沿岸の仮設住宅に住みながらの仕事を経験。現在も岩手に拠点を置き、得た情報を実際にこの目で確かめながら、岩手中心に東北地方のビール事情を発信してきました。最近は、日本語での情報が少ない韓国のビールについても、現地に足を運んで手に入れた情報をもとに記事にしています。

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