多摩川に流れる同じ水源の水で醸造するブルワリーのコラボビール「Off Trail Upstream」限定販売中
奥多摩湖を挟んでそれぞれ多摩川の上流側と下流側に位置しているFar Yeast BrewingとVERTERE。今回、初めてコラボしたビールが登場しています。
目次
VERTEREってどんなブルワリー?
東京駅から電車で約2時間。青梅線の終着駅である奥多摩駅近くにあるブルワリーです。
VERTEREのテーマは「誰とどこでどうやって飲むか」。より気持ちのいい場所、状況でよりおいしいビールを飲むことから彼らのビジョンはスタートしています。目指しているのは、飲んだ人の価値観を変えるビールです。ブルワリーでは、500Lと1000Lの仕込み釜で様々なビアスタイルのビールを造っています。
多摩川の上流と下流をイメージした商品名とラベルデザイン
商品名にある「Upstream」は、コンピューター用語。クライアント側からサーバー側へ向かうデータの流れのことを言い、「上り」とも表現されます。
今回のコラボでは、VERTEREでは「Downstream(「Upstream」の逆)」を意味するラテン語「Amni」が同時に発売されています。
ラベルデザインは、2つのビールを並べた時に上流から下流へとイメージがつながるようなデザインになっています。
フラワリーなアロマを感じる樽熟成サワーブロンドエール
「Off Trail Upstream」は、フラワリーなアロマが香る樽熟成サワーブロンドです。
使用するベースビールは、酸味のバランスを考えながらVERTEREのブルワーとともに選びました。今回は、オーク樽で最長21ヶ月熟成したサワーブロンドエールとストロングエールをブレンドしました。
ベースビールの蜂蜜のようなアロマに合わせて、副原料にジャスミン、レッドクローバー、メドウスイートのドライフラワーを使用することで花の香りを加えています。
ジャスミンをはじめとしたフラワーブーケや蜂蜜、大地のような香りと、穏やかな酸味が心地良く、温度が上がると上流から流れる川のように刻々と味わいが変化し、ファンキーさが現れると言うことです。
テイスティング&ペアリングチャレンジ
先ずはビールだけ味わってみます。
グラスから梅をイメージさせる酸っぱい香りが立ち上がってきます。しっかり嗅ぐと奥の方からフラワリーな香りがほんのり感じられました。飲むと、まず穏やかな酸味が広がっていき、後から苦味が現れてきます。最後に甘味も出てきて全体を柔らかい印象にしてくれました。後味はドライでスッと切れていくので後に残らず飲みやすかったです。
ナッツ&ドライフルーツ
今回は、ゆったり味わいたいと思い、食事系ではなくおつまみ系で合わせてみることにしました。用意したのはナッツとドライフルーツ。フルーツの甘味とビールの酸味の相性はもちろん、ナッツの香ばしさとどんなペアリングをみせてくれるのか試してみました。
食べた後に飲むと、ビールの酸味が弱まり、ドライフルーツの甘味がグッと増しました。ナッツとでは香ばしさが引き立ち、口の中が香ばしさで一杯になります。
ドライフルーツの方が合わせやすいと思いましたが、ナッツの方が引き立つ組み合わせになりました。
フラワリーなキャラクターは控えめで、酸味を中心に全体がまとまった味わいで飲みやすかったです。サワーエールやランビックがお好きな方におすすめしたいビールです。
「Off Trail Upstream」は、Far Yeast Brewing 公式オンラインストアや全国のビアバー、飲食店、酒販店で購入、飲むことができます。なお、VERTEREからのコラボビールについてはSNSなどをご確認ください。
Off Trail Upstream 商品概要
品目:ビール
原材料:麦芽(ドイツ製造、ベルギー製造)、ホップ、小麦、糖類、ジャスミン、レッドクローバー、メドウスイート
スタイル : Barrel Aged Sour Blonde Ale with Dried Flowers
アルコール度:7.5%
仕様:750ml瓶 330ml瓶
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。