[イベント]2023.8.17

TOKYO BLUES限定品「クロモジ」を使用したセゾンを飲んでみた!

酒屋卸コンタツ株式会社と石川酒造が展開する「TOKYO BLUES」シリーズ。8月2日に数量限定で『TOKYO BLUES 東京Botanical SAISON』が発売になりました。

こちらのビールはクロモジを使用しているとのこと。個人的にクロモジのアロマオイルを常備するほどこの香りが好きでして、気になったので飲んでみました!

クロモジ(黒文字)とは

日本原産の植物でクスノキ科の落葉低木。枝や葉を折ると良い香りを放つことから「疲れを癒す木」としても有名で古来旅人の疲れを癒していたそう。あの千利休もお庭にクロモジの木を植え、茶を立てる際は枝を折って小刀で削って楊枝とし、戦国武将の心を鎮めたという話も有名です。
香りの特徴は、落ち着きのある甘さが特徴的なウッドテイスト。フローラル感もあり、気品や華やかさもあります。本当に良い香りで、心がとても穏やかになります。

東京都檜原村で自生するクロモジを採取して使用

クロモジの木は東京都の西部に位置する檜原村で自生しています。地元の林業家によって、スギやヒノキといった他の樹木と同じく管理されています。今回は林業家監修の元、石川酒造のヘッドブルワー土屋氏も現地に赴き採取してきました。

醸造責任者である石川酒造の土屋氏

天日干ししたクロモジの葉の部分を使用しています

早速飲んでみます!

色は明るくほぼクリアなイエロー。グラスに注ぐと豊かに泡立ちます。
弾ける泡から立ち上るのは、セゾン酵母の柔らかい香りと青いハーブの香り。クロモジの香りもそっと顔を出します。飲むと夏らしいトロピカルなアロマも。スッキリしていて清涼感がありました。このハーバルな感じとセゾンスタイルの相性がとても良いなと感じました。

完熟のトマトを使用した夏らしい一品です。

さて、ペアリングはこの繊細なハーバルな香りを殺さないようにしなくてはいけません。合わせたのは「トマトと豚ロースのエスニック和え」。ネギとパクチーをたっぷり使っているのでハーバルな香りとシンクロしボタニカルフレーバーがより豊かに。そして、トマトやナンプラーを使用した南国の味付けがビールのフルーティさと相性が良かったです。

ラベルも美しいグリーンでテーブルを華やかに彩りますね。高級なクロモジを使用した数量限定なのでぜひトライしてみてはいかがでしょうか。

 

【商品名】『TOKYO BLUES 東京Botanical SAISON』
【発売日】2023年8月2日(水)※数量限定商品
【容量・アルコール度数】330ml瓶 4.5%
【参考小売価格】330ml瓶 640円(税込)
【特徴】 香り高い植物として高級楊枝などの材料に使われてきた日本原産の植物である クロモジ。東京・檜原村産のクロモジを副原料に使用し、和のエッセンスを取 り入れながら東京らしいセゾンスタイルを追求した、数量限定醸造ビールです。
【テイスティングコメント】 クロモジ由来のボタニカルフレーバーが醸し出す、まるで青空を見上げたよ うな爽快感。トロピカルでスパイシーなアロマに、東京が育てた和のハーブが 個性を追加する。
【オンラインショップにて購入可】
楽天市場 ボタニカルセゾンの通販 (rakuten.co.jp)

 

 

※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。

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この記事を書いたひと

五十嵐 糸

ビアジャーナリスト

化粧品会社で16年間にわたり、営業・宣伝・PR業務等を経験。
楽しい時も辛い時も毎日ビールを飲んでサラリーマン時代を駆け抜ける。
大好きなビールについて勉強するうちにどんどんその魅力にはまり、PR経験を活かしてフリーに転身。ビールの美味しい飲み方や魅力を日々SNSや協会HPで発信。ビールを通したローカルコミュニティの活性化や、街の復興を目指し、渋谷の街のオリジナルビール「渋生」をプロデュース。

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