今が旬!採りたてホップが香る 「Farm to Glass」2023版 No.9 BREWERYより好評発売中
フレッシュホップビールの季節が、今年もやってきました!
横浜みなとみらい海の上の醸造所「NUMBER NINE BREWERY(ナンバーナインブルワリー)」は、採り立て生ホップを使用し醸造した「Farm to Glass(ファームトゥーグラス)」を8月末より販売開始、ただいま好評発売中です。
生ホップのグリーンが爽やかな缶ビールのデザインは目を引きますが、更におすすめなのが、同醸造所併設レストラン「QUAY pacific grill(キーズパシフィックグリル)」でグラスビールを味わうこと。可愛らしいホップ毬花をビールにそっと浮かべて提供してくれ、視覚的にも「ホップの旬」を感じることができるのです。
日本の多くの地域でのホップ収穫時期は、7月~8月頃。ビールの原料として香りや苦みをつかさどるホップは、収穫後に乾燥や加工が加えられ1年中使用することができます。ただし「摘みたて」で「フレッシュ」なホップを使ってビール醸造ができるのは、短い収穫時期のみ。
NUMBER NINE BREWERY(以下No.9 BREWERY)のヘッドブルワー齋藤健吾さんは、ブルワーメンバー、レストランスタッフ数人と共に、早朝にホップ畑に出向き自らの手で収穫をし、すぐブルワリーに戻って醸造を行っているのです。
醸造所のメンバーが毎年訪れるのは、山梨県北杜市の小林ホップ農園です。
北杜市は日射量が日本一かつ涼しい気候で、ホップ栽培に非常に適した地域。実際にホップ栽培が1920年ごろから行われていた「ホップの一大生産地」でした。その地で誕生した国産種第1号『甲斐黄金(かいこがね)』は人気が高かったものの、輸入ホップの使用が進んだこともあり生産量が激減。それをなんとか救いたい、と栽培を続けて存亡から救ったのが小林吉倫さんだったのでした。
そして「ホップの様々な可能性を多くの人にも知ってもらいたい」と奮闘する姿が、自身のビール造りへの想いと重なるものを感じたNo.9 BREWERYブルワー齋藤さんは、ホップ収穫をさせてもらえないかとお願いをして、2社のつながりがスタート。
そうしてホップ畑に通うようになったブルワリーメンバーと、小林さんのご両親も揃って収穫作業をする夏は、お互いにとって1年に一度の楽しみにもなってきているのだとか。
最近小林さんは婚約され、今夏は婚約者の中村天音さんも一緒に収穫作業を手伝ってくれたそうです。
笑顔でお手伝いをされる中村さん、小林さんと一緒に過ごしている姿を見ると
「がんばって良いビールを造らないと!」
という思いがこみ上げてくる、と齋藤さんからお聞きしました。
なお、No.9 BREWERYでは、毎年ビアスタイルを変え、その年ごとに違うビールを造っているのだそう。
2020年はPale Ale(ペールエール)、2021年はWheat Ale(ウィートエール)、2022年はBrut Lager(ブルットラガー)、そして今年2023年はSMaSH(スマッシュ)。
これは「Single Malt and Single Hop」の略で「1種類のモルトと 1種類のホップで造られたビール」という意味でビアスタイル名ともなっています。
ブルワー齋藤さんは「ホップをいかに引き立てるか」を毎年試行錯誤した上で「シンプルなスタイルのビールの方が生ホップの良さが引き立つ」という結論に至り、今回このスタイルを選んだそう。
「カスケードというホップを使用しています。その香りを思い切り楽しんでほしい。又アルコール度数4.0%と飲みやすいのでまず1杯目に飲んでいただくと、その後のお食事も更に美味しく召し上がっていただけるかと。
それから、実はレストランスタッフ自身も、このビールをサーブして提供するのを毎年楽しみにしているんです。ホップを浮かべたグラスを見てお客様が『わぁっ』って喜んで頂ける反応が嬉しくて」
そんなお話を齋藤さんから伺いました。
朝、摘んだホップを持って帰って来てそのまま仕込んだスペシャルなビールの名前だから
「Farm to Glass」=「農場からグラスへ」
ドリンカブルで綺麗なビール造りが得意な No.9 BREWERY らしく、軽くて爽やか!摘みたての生ホップ100%のフレッシュなホップ感を味わえるこちらのビールをぜひ味わってみてはいかがでしょうか。その爽やかさで、残暑も吹き飛んでいきそうです。
〇商品概要〇
Farm to Glass🍃🍺 季節限定商品 350ml
【アルコール度数】4.0%
【スタイル】SMaSH(スマッシュ)
【モルト】Maris Otter(マリスオッター)
【ホップ】北杜市産カスケード(生)
【価格】缶ビール 660円(税込み)
〇販売WEBサイト〇
https://huge-ish.stores.jp/?category_id=610b64fd8696c746d246db79
〇NUMBER NINE BREWERY(QUAYS pacific grill内)〇
※写真提供 NUMBER NINE BREWERY
(最後の写真のみ筆者撮影)
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。