【季節のお菓子とビールで愉しむ】12月 クリスマスプディング
ビール好きの皆さま、街はすっかりクリスマスムードですね。
日本でクリスマスケーキといえば、生クリームに苺のショートケーキがまず思い浮かびますが、各国にクリスマスのお菓子があります。
今年はクリスマスプディングとビールで大人だけの長い夜を楽しんでみませんか。
レシピとともにペアリングもご紹介します。
目次
12月のお菓子:クリスマスプディング
クリスマスプディングとは
クリスマスプディングはイギリスの伝統的なクリスマスケーキです。ラム酒やブランデーに漬けたドライフルーツと牛脂(ケンネやバター)、卵、パン粉などを混ぜ合わせてオーブンで蒸し焼きにします。
日本のお雑煮のように各家庭でレシピが受け継がれているのだそうです。例えばフルーツを漬ける期間も調べた中でさえ、ひと晩、3日間、1週間、1ヵ月、1年と本当にまちまちでした。
クリスマスより早めに作って冷暗所で熟成させ、当日はフランベや湯煎で温めていただきます。
今回は材料が手に入りやすく、作りやすいレシピをご紹介します。
材料 15cmケーキ型1個分
ドライフルーツ(レーズン、プラム、クランベリー、アプリコット等)250g
ラム酒200ml バター50g てんさい糖35g 卵1個 パン粉50g
好みのスパイス(シナモン、クローブ、カルダモン等)適量
生クリーム適量
作り方
- ドライフルーツを同じ大きさに刻み、アルコール消毒した瓶に入れフルーツが浸るまでラム酒を注ぐ。(少なくともひと晩以上)
- ラム酒の水位が下がったら、フルーツが浸るまでラム酒を加える。
- 金属型の場合は、型にバターと粉(分量外)を塗っておく。(シリコン型の場合は不要)
- 室温のバターをクリーム状に練る。
- てんさい糖を加え、すり混ぜる。
- 卵を加え混ぜる。
- パン粉、ラム酒漬けフルーツを混ぜる。
- 型になるべく隙間がないようぎっしりと詰める。
- オーブンペーパーとアルミフォイルで型に蓋をし、天板に水を張った予熱済みの180℃のオーブンで50〜60分間蒸し焼きにする。
- 竹串を刺して生地が着かなくなったら蒸し上がり。冷暗所でひと晩以上おく。
- できあがり。
ペアリング
今回はクリスマスビール2種と合わせてみます。
ブリュードック ホッピークリスマス フェスティブIPA
まず合わせるのはブリュードック「ホッピークリスマス フェスティブIPA」です。ホップの苦さが爽やかなのですが、苦すぎず料理を邪魔しないビールだと思います。
持ち味のフルーツのアロマや味わいが、ドライフルーツの風味を膨らませす。一緒に口に含むと不思議とIPAの苦さとプディングの濃厚な甘さが喧嘩せずにマッチします。
クリーム部分もさっぱりといただけますね。
ヘリオス酒造 沢内醸造所 山羊とクリスマス
ヘリオスの「山羊とクリスマス」は3年以上の長期熟成を行いアルコール度数を高めた濃厚なヴァイツェンボックです。
小麦麦芽の香りがプディングをより華やかに感じさせる組み合わせです。熟成感がラム酒漬けフルーツと相まって、少しずつ時間をかけて楽しむのにぴったりです。
いかがでしたでしょうか?それではみなさま、よきビールライフをお過ごしください!
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。