ヤッホーブルーイング、サブスク会員と共同開発のビールを限定発売中
ヤッホーブルーイングは、クラフトビール定期便にて「月のウラ研究所PRODUCT#01 Pineapple IPA」を期間限定で販売中。「よなよな月のウラ研究所/第一回よなよな月のウラ学会」で、会員の投票により選ばれたビールです。
ビールをより身近に感じてもらうために
普段は飲む側であるお客様。つくり手側の視点や考え方を知ってもらえれば、「消費者と企業」という枠を超え、製品やヤッホーブルーイングのことをもっと身近に感じてもらえるのではないか。
そんな考えから、この企画は始まりました。
2015年にも同様の企画が実施されましたが、コンセプト決めから試作品の醸造、製品化まで多くの手間がかかり、1度きりで途絶えていました。新型コロナウイルスの流行もあり、体験を共にする重要さを改めて認識し、今回8年ぶりの復活となりました。
半年かけて製品化
2023年10月に、ビール共創プロジェクトとして「よなよな月のウラ研究所」が始動。
①開発テーマに合わせ、会員の声を収集
開発する製品のテーマを「いいことがあったときに飲みたいビール」とし、会員を対象にアンケートを実施。
②アンケートをもとにブルワー2名がレシピを考案
詳細なコンセプトやレシピを決定。それぞれ1種類、合計2種類の試験品を醸造。
開発の様子は会員向けのメルマガで随時発信されました。
③リアルイベントとオンライン投票を経て製品化
会員・開発担当ブルワー・企画担当者が集まるイベントを2024年2月、東京・大阪の2会場で実施し、合計120名が参加。当日はブルワー自らビールへのこだわりを説明したほか、開発途中のビールの試飲、投票などを行いました。
アンケート結果や、東京でのイベントの模様は、2月に取材しましたこちらをご覧ください。
東京会場に参加した方からは「どちらもおいしく選べない」「製品化したものを飲むのが楽しみ」などの声が上がり、イベント満足度・参加者のサブスク継続意向度は共に100%。さらに会員からのオンライン投票期間を1か月間設け、最終的に投票数の多かった「パイナップルIPA」が製品化となりました。
月のウラ研究所PRODUCT#01 Pineapple IPA
月のウラ研究所PRODUCT#01 Pineapple IPAは、夏らしい爽快なパイナップルIPAです。
製品名 :月のウラ研究所PRODUCT#01 Pineapple IPA
ビアスタイル :パイナップルIPA
アルコール分 :6.0%
原材料 :麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ、
オーツ、パイナップルピューレ、パイナップル果汁
内容量 :350ml
賞味期限 :5か月
「特別な原材料を使ったビールを記念日に飲みたい」「華やかでフルーティなものがいい」などのアンケート結果に注目し、夏らしいパイナップルを取り入れたビールを発想。ホップによるトロピカルな香りや、ピューレ・果汁によるジューシーな味わいが特長です。
缶製品でフルーツのピューレを使用するのは、ヤッホーブルーイングでは初めてとなります。
11月頃まで、クラフトビール定期便「ひらけ!よなよな月の生活」の選択可能なビールとして提供中。
※予定数量に達し次第終了。
開発担当ブルワーの片岡 紗羅(ニックネーム:ピーピー)さんは、今年2月の東京でのイベントで、研究員(会員)の皆さんに感想を聞きながら、各テーブルを周り、交流を深めていました。ビールづくりに関わる人とフランクに話せることで、醸造を身近に感じるようになった方も多かったのではないでしょうか。
「ファンの方のリアルな声をもらうことで、ファンの方が求める方向性と自分が開発したいビールの方向性が合致していることがわかったので、その方向性を生かして開発しました。夏にぴったりのビールができたので、ちょっとしたお祝いごとなどで華やかに乾杯してもらえたら嬉しいです」(ピーピーさん)
華やかな香りで、喉越しもすっきり。「夏、どんと来い🦾」と思わせてくれるビールです。
暑い時に、外で食事しながらゴクゴク飲むのも良し、涼しくなってきたらPineapple IPAだけ楽しむのも良し。
会員の方はもちろん、そうでない方もこの機会に会員になってオーダーされてみてはいかがでしょう。
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。