<ギャレット・オリバー氏と日本のクラフトビール醸造家の交流会&ビールと寿司のペアリング・ディナー>レポート
8/6、茨城県の木内酒造本社内『蔵+蕎麦 な嘉屋』で、世界を代表するビール醸造家ブルワー、ギャレット・オリバー氏と日本のクラフトビールのブルワーたちが交流会を行った。
それぞれ醸造したビールを持ち寄ってのビール談義は、日本のクラフトビール醸造家にとって大きな財産になったに違いない。
自らのビール「ブルックリン・ソラチエース」の解説をするギャレット・オリバー氏
「ソラチ・エース」で使われているホップは、北海道空知で生まれたもの。現在はアメリカで栽培されている。このソラチ種ホップのみを使用したのがこのビール。
ラベルの最上段の「GHOST BOTTLE」の文字を御確認いただけるだろうか?
一般市場には出回らない非売品の銘柄。
ちなみにこのビールは8/9(金)19時からcafe104.5でおこなわれる「MEET THE BREWER」で飲むことが出来る。
日本のクラフトブリュワーにも大いなる刺激となったイベントだった。
翌日8/7には、ギャレット・オリバー氏がネストビール額田醸造所で自ら「ブルックリン・ラガー」の仕込みを行った。
さらにその夜には、西麻布でギャレット・オリバー氏と楽しむ「ビールと寿司のペアリング・ディナー」が催された。
淡色系ラガーとは相性の良くない生魚や寿司に、どのようなビールを合わせるか…?
非常に興味深いペアリング・ディナーであったが、どの組み合わせも非常に納得のいく内容だった。
いくつかの例を紹介しよう。
さんまの干物にブルックリン・ラガー
ブルックリン・ラガーの持つモルト感とホップの香りが、濃縮した干物の味わいがマッチする。
スダチを絞ると柑橘系の香りが一層シンクロし、さらなる魅力が開いてくる。
鰹にブルックリン・ソラチエース。
硫黄臭のある淡色系ラガーでは鰹の生臭さが際立ってしまうことがあり、ビールにとってかなり「ハードルの高いペアリング」と言える。
が、ベルジャン系イーストが醸す香りとホップの爽やかさが鰹の旨味を心地よく引き出してくれる。
岩ガキにブルックリン・ローカル1
濃厚でクリーミーな夏の岩ガキに、淡色系のベルジャン・エールのフルーティーでスパイシーな魅力が調和する。
ソラチエースを合わしても楽しめた。
マグロの赤身にブルックリン・ローカル2
血の味わいを感じるマグロの赤身には、ロースト感と複雑なフレーバーが印象的な濃色ベルジャン・エールのローカル2を合わせる。
煮きり醤油の風味にもベストマッチ。
今回は和食とのペアリングだったが、19時からcafe104.5でおこなわれる「MEET THE BREWER」では以下のようなメニューと楽しむことが出来る。
Brooklyn Lager/Smoked Pork
ブルックリンラガー/豚バラの薫製
Brooklyn Cuvee Elijah /Roasted Beef Salad
Brooklyn Crochet Rouge Riesling / Salmon
Brooklyn Sorachi Ace /Curry Spiced Crab Cake
サーモンマリネ、カレー風味のカニのキッシュ(クラブケーキ)、ローストビーフサラダ 3品盛り合わせ
Brooklyn Local 1/ Shrimp Pasta/Chorizo
エビのパスタ/チリコンカン
Brooklyn Local 2/ Confit Quail/Foie gras
うずらのコンフィ/フォアグラのファルシ
Brooklyn Black Ops/ Chocolat Brownie
ショコラブラウニー
なお、8/9のイベント「MEET THE BREWER」に関しては以下のサイトで確認できる。
https://www.jbja.jp/archives/6065
日本ビアジャーナリスト協会 フェイスブック
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