おはようございます。BJA2期生の池田です。ビール飲んでますか。

私はビールそのものも好きなんですが、ビールへの多様なかかわり方をしている人に話を聞くのが好きです。ブルワリーの方、飲食店の方だけでなく、私たちが目をハートにして見つめているあのビール、このビールは、あなたのもとにたどり着くまでいろんな人の手をリレーしています。

今回は輸入商社「The　Counter」の杉山弥保さんにお話を聞きました。一人でイタリアとスイスのビールを輸入、日本に紹介してくれている方です。

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質問１：社名のThe　Counterの由来は？

カウンターで飲んだり食事をしたりするのが好きなのでThe Counterとつけました。
会社の名前はいろいろ考えたのですが、いちばんシンプルでいいかなと思っております

質問２：取扱銘柄：

【スイス】BFM　Brasserie des Franches-Montagnes
ブラッスリー デ フランシュ モンターニュ

La Meule　スパイス入エール　Alc. 6%
Abbaye de Saint Bon-Chien　ストロングサワーエール　Alc.11％
La Cuvee Alex le Rouge　インペリアルスタウト　 Alc.10.5％
La Mandragore　スモークストロングスタウト　 Alc.8％
La Tropille　スパイスエール　 Alc.7.5％
他4種販売予定。
※10月にBFMのジェローム氏が来日予定。

【イタリア】Birrificio Italiano 　ビリフィーチョ　イタリアーノ
– Amber Shock　デュンケルボック　 Alc.7%
– Vudu　デュンケルヴァイツェン　 Alc.5.5%
– Delia　ピルスナー　Alc.4.5%　（近日発売）
– Flurette　スパイスエール　 Alc.3.8%　（近日販売）

【イタリア】 Birrificio Grado Plato 　ビリフィーチョ　グラド　プラト
– Chocarrubica Alc.7%　スパイスエール
– Sveva ピルスナー　Alc.4.9%
– Strada San Felice スパイスエール　Alc.8%
– Weizentea ヘフェヴァイス　Alc.5%
質問３：輸入するようになったきっかけは？

日本の大学を卒業してから、NYの大学院に留学して、卒業してからNYのビール輸入会社で働き始めました。90年代後半です。

その前は、一時フレンチレストランで働いていたこともあります（笑）。

ビールを飲むのは好きでしたが、本当にふつうの一般消費者でした。輸入会社に就職したのも、たまたま出会った１本のビールがすごくおいしかったのと、社長の人柄が素晴らしかったので、彼の会社で働きたいと思ったからで、入社後
読まなくちゃいけないビールの本とか、凄くたくさんありましたよ（笑）。

会社ではNYのマーケットを担当、シュナイダーなどのドイツビールやフランスのシードルなども扱っていました。日本のビールはネストだけでしたね。日本人だからといってネストビールだけ売っていたわけではなくて、全ての商品を売らなくてはならなかったので勉強が大変でした。

ネストの中では、アメリカにはじめに入ってきたのがホワイトエールとヴァイツェン。ホワイトエールの方がダントツに売れましたね。初めは意外と日本食レストランでは売れず、フレンチなどで人気が広まっていき、じわじわとアメリカ全土に広がっていきました。いまでは大人気ですよ。

私がいた輸入会社からは、木内さんに、「日本でしかつくれないようなビールを扱いたい」とお願いしていました。

現地の方は、ホワイトエールは「ジャスミンのような香りがする」と言っていました。ホワイトエールはビールのひとつのスタイルですけど、その中に日本的な何かがあったんだと思います。

その後、主人はイタリア人なんですけど、日本で仕事をしよう、ということで帰国しました。商品の販売スタートは今年の3月からです。

質問４：Counterが輸入しているビールが飲める店・買える店

確実に飲めるお店は赤坂のSansaさん、カタラタスさん、イタリアビールですとイタリアンレストランもいくつかあります。

確実に買える酒屋さんは田中屋さんと出口屋さんですかね。飲んでください！

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いま、国内外合わせていろんなビールが飲めますが、一つ一つに関わる人たちのそれぞれのドラマがあると思うと、また味わいが深まりますよね。

ものすごくいい笑顔が印象的な杉山さん、10月のBFMジェローム氏来日も楽しみです。皆さん、予習しておきましょう！