Goose Island,Budに売却
アメリカの現在のビッグニュース(ビール界の)
Goose Island 38億円でバドワイザーに売却!
自分からしたら38億円で自分の会社が売れるんだったら、まあ売るね。
しかもまだ社長のグレッグは40代だし。アメリカンドリームでしょ。これは。
これから悠々自適か〜いいな〜
まあ、それでけで終わらないのがCraft Beer 好き達の感情。
あの大手のバドワイザーに売ったんだ!このヤロー!!って感じになってます。
現在アメリカの売り上げランキングで堂々1位はバドワイザーグループ。
そして今回買われたGoose Islandは22位とかなりハイランク。
バドワイザーは2006年から既に、Red Hook, Widmer,Goose Islandの
25%程度の株式は手に入れていた。これは彼らのビールを全米のバドワイザー
トラックに載せてあげるよ!っていう大手ならではの取引。
アメリカの特殊なお酒界のディストリビューション(物流)があるからこそ
の問題でもある。
バドワイザーは常にクラフトビールの分野に進出はしたがってきた。
ここ数年Craft Beerの売り上げは毎年20%以上の伸びを見せている。
対して大手3社、Bud,Miller,Coorsは完全な横ばい、伸びが無い。
そしてGooseの位置するのがChicago、アメリカの物流の中央に位置してる。
まさに欲しかった会社と言える。
後はユーザーの気持ち。いままで大手と戦って?シカゴのCraft Beerを
引っ張ってきた最大手のGooseがまさか100%、Macroの手中に収まるとは。
小さいところでは不買運動も起きる騒動になってます。
これからのユーザーの動きにも着目したい。
自分ははっきり言って、アメリカでも日本でも、大手のビールはあんまり
買わない。大手のビールを買う事が直接、小さいブルワリーの売り上げが一本
減るからだ。(大手は俺がそれを買わなくても気にしないだろうし)
なので今回みたいな例は複雑。GooseのBourbon County Stoutはやっぱり
美味しい。なのでいくらバドがオーナーになったからってすぐに買わなく
なる事はない。しかも従業員はみんなそのまま働くことになっているしね。
去年2010年にGoose Island Pubで飲んだ時の写真。
今回の売却に2軒のパブは入っていない。
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