柑橘系のフルーツビール「アグランボック」―ビアレポート(103)
サッカーにはうとい私です。
詳しくはないですが、ワールドカップの結果だけはチェックしています。誰かに会った時に「ネイマールが骨折したのは痛いですよね〜」なんて言いたいだけで、試合は一切見ていません。で、今回は、ワールドカップ準決勝でオレンジ軍団がアルゼンチンに負けた日に飲んだ、オレンジっぽいビールをご紹介。
ベルギーのデュ・ボック醸造所「アグランボック」です。
これは以前ご紹介した「アップルボック」のシリーズで、チェリーやストロベリー、プラムを使った「レッドボック」に続くフルーツビールです。「アップルボック」「レッドボック」同様、ベルジャン・ホワイトをベースにしています。
アップルやレッドはそのままでも意味はわかりますが、「アグラン」とは何なのか。バックラベルを見ても説明は書いていなかったので、「agrum 意味」などの検索ワードで調べてみました。が、英語・フランス語の辞書にも載っていないようでまったく意味がわからず。
しかし、なかなか優秀なのがGoogle先生。「もしかして: agrumes 意味」と提案してくれるではないですか。どうやらフランス語で、正確には「agrume」という綴りのようです。辞書で調べてみると、意味は「柑橘類」。もちろん、意味はなんとなくわかってはいましたが、なんだかすっきりした気分。
栓を開けてグラスに注ぐと、柑橘の香りというよりもその柑橘類の葉のような香り。アメリカンホップから感じるような柑橘系の香りではありません。飲んでみると柑橘類の果汁にもう少し甘味を加えた味わいでカクテルを飲んでいるような印象。フレーバーも柑橘類の葉のような香りがあり、甘味のあるボディのアクセントになっています。
アルコール度数は3.1%と軽め。すっきり飲むにはよく冷やすといいかもしれません。夏って感じのビールですね。
【BEER DATA】
アグランボック
生産地:ベルギー
醸造所:デュ・ボック
スタイル:フルーツビール
アルコール度数:3.1%
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。