「ごてんばこしひかり」を使ったラガー―ビアレポート(116)
米好きの私です。
「好きな食べ物は何ですか?」と聞かれて、「米!」と即答するくらいの米好きです。といっても、銘柄の特徴や違いを知っているわけではなく、ただ漠然と好きというだけ。子どもの頃から田舎のうまい米を食べていた自負はあるのですが。
ビールでも米は原料になります。「アサヒスーパードライ」をはじめ、多くのビールで米が原料として使用されています。今回ご紹介するビールは、御殿場高原ビールの「御殿場コシヒカリラガー」。
「御殿場コシヒカリラガー」の名前は、御殿場高原ビールがコシヒカリを使って造るビールだから、ということだけでなく、「ごてんばこしひかり」というブランド米を使っていることもあります。
コシヒカリといえば新潟、という印象がありますが、「ごてんばこしひかり」もなかなかの実力派。「お米日本一コンテスト」をはじめとするコンクールで数多く受賞しています。「米-1グランプリ」なるコンテストもあるようで(ちなみに読みは「こめわん」ではなく「べいわん」)。特徴は、米ぬかを使って土作りをしているということ。これによって、数値には現れない味の力強さが期待できるそうです。
その「ごてんばこしひかり」を使った「御殿場コシヒカリラガー」を飲んでみると、ホップのフラワリーな香りの後に、麦と米の甘味、軽い酸味が現れます。鼻からは米の風味が抜け、舌の上には甘味とホップの苦味。後味すっきり。
シメには「ごてんばこしひかり」のおにぎりでも食べたいところですが、それはまたの機会に。
【BEER DATA】
御殿場コシヒカリラガー
生産地:日本
醸造所:御殿場高原ビール
スタイル:ラガー
アルコール度数:5.5%
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。