第2回ペアリングラボ報告
『「合う組み合わせをメインに試していることが多いので、逆に「なぜ合わないのか」が分かったこと、意外と合うものがあることが分かり、かなり大きな収穫になりました』
参加者のお一人からこんな感想を頂きました、主催者冥利に尽きます。
ビアジャーナリストアカデミー(通称BJA)の卒業生有志で行っている研究会「ペアリングラボ」の第2回。「自身でペアリングを考え、楽しみ、伝える」ことを目指し、第1回に引き続き、料理のもととなる「食材」との相性を探っていきました。
今回は「和」の食材とのペアリング。終盤にはそれらを使った料理とも食べ合わせることで、調味されるとどう相性が変化するのかも感じてみました。
以下、今回組み合わせたビールと食材の一覧です。
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〈ビール(スタイル)〉
・パンクIPA(IPA)
・水曜日のネコ(ベルジャン ヴィット)
・Murphy’s Irish Stout(ドライスタウト)
・Duvel(ベルジャン ストロングエール)
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これらをそれぞれ
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〈食材〉
・絹豆腐
・こんにゃく
・鰹節
・塩昆布
・干し椎茸
・のり
・わかめ
・あんこ
・味噌
・納豆
〈料理〉
・味噌田楽
・肉じゃが
・4種の具で頂く彩り冷や奴(わさび・ゴマネギ明太・大蒜塩昆布・ちりめん山椒)
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に合わせてみました。
個別でペアリングを体感してからの、参加者全員での情報共有。共通項はもちろん、着眼点や好みによって意見ががことなるとヒートアップ!!「そういう捉え方もあるのか!」と、自分にはない切り口を知る度に驚きの声が上がりました。
例えばこんな意見が…
「絹豆腐の風味、甘味は○○の○味と柔らかく交わる。意外と相性がいい」
「芋の風味が無味のこんにゃくの唯一の良さ。そこに着目すると、○○が全てを消し去っていく(笑)」
「○○に塩昆布を合わせると、酸味と磯臭さが出てくるねー」
「ちりめん山椒と○○系の相性はいいね!!KinKi Kids的な!!」
最後には、主催者が気になるペアリング
【お刺身 × ○○スタイル・ビール】
を実食。こちらも好評でございました。○○に何が入るのか?ラボへいらっしゃる日を楽しみにしております(笑)またはビアフェス等で私を捕まえてください。
最後にもうひと方、参加者より印象に残った感想です。
『調理されたり少し形が変わるとその印象が全く変わる。非常に勉強になりました。皆の表現力に感動です!!』
未体験のペアリング × 意見交流。皆様も是非トライしてみて下さい。楽しいですよ!!
ご参加頂いた皆様と、
お読み頂いた皆様に感謝を込めて。
佐藤翔平
※記事に掲載されている内容は取材当時の最新情報です。情報は取材先の都合で、予告なしに変更される場合がありますのでくれぐれも最新情報をご確認いただきますようお願い申し上げます。