ベルギービールのカタカナ表記(1)
今回は、たまにご指摘を頂戴するベルギービールのカタカナ表記について。
自社で輸入するまでは仕入先であるそれぞれの輸入会社様がつけたカタカナ表記をほぼそのまま使っていましたが、自社で輸入することになってカタカナ表記を付けることの重大さにあらためて直面することになりました。
自分がつけたカタカナ表記で日本の消費者の方々に紹介されるわけですから本当に責任重大です。
ですから、できるだけ多くの材料を集めて表記を考えることになります。
まず自社輸入のベルギービールにカタカナ表記をつけるにあたって、下記のようなポリシーを決めました。
1.日本人(または日本語を母語とする人)にわかりやすいこと
2.日本人(または日本語を母語とする人)が発音しやすいこと
3.なるべく現地の発音に近いものにすること
以上のことを前提に、オランダ語辞典で調べ、現地(ベルギー・フラマン語圏)のネイティヴ・スピーカーの方、そして現地在住の日本人の方と何度も検討を重ねた上でカタカナ表記を決定することにしています。
うちの場合、輸入している醸造所(2011年現在)の所在地はすべてフラマン語(オランダ語)圏になります。
ただでさえ難しい発音の中でも、特にgの発音は何度聞いても真似をするのも難しい上、カタカナ表記をするのは不可能に近いものがあります。
他にもとても日本人には発音しにくいものが多く存在しています。
次回、また具体的な例をご紹介したいと思います。
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